“元アウトローのカリスマ”瓜田純士が考える首都直下型地震サバイブ術とは
#インタビュー #瓜田純士
――手術は成功したものの、まだ片目は見えない状態。半年後にシリコンを摘出したら、見えるようになる可能性も残されているそうですが、もう片方の目も手術が必要らしいです。本人は目が治ったら格闘家として復帰することを望んでいますが、どうなることやら。
瓜田 目のケガが周知の事実になってしまった以上、運良く半年後に見えるようになって、本人が復帰を望んだとしても、興行側がやらせてくれないかもしれない。仮に試合が実現しても、対戦相手は当然、弱点の目を狙ってくるでしょうから危険ですね。
――でも世界タイトルマッチに挑戦する権利をほぼ手にしていたため、「ここでやめたくない」という渋谷選手の気持ちもわかります。
瓜田 本人がどこまで結果を残したいか、ですよね。どうしても世界チャンピオンになりたいなら、早くタイトルマッチに勝って、そのまま勝ち逃げして、とっとと教える側に回ったほうがいい。彼ほどのセンスとカリスマ性があれば、指導者としても格闘界で生き残っていけるはずです。現役を長く続けて目のダメージがさらに蓄積されたら、その先の人生が大変ですよ。
――アウトサイダーを追放されたあと、世界の舞台へ駆け上がったかと思ったら、今回の事態。渋谷選手の人生は本当に波乱万丈ですね。
瓜田 でも、誰に強制されたわけでもなく、自分で選んだ道ですからね。「リングの上で死ねたら本望」という考え方もあるでしょうから、応援する側としては無事を祈りつつ見守るほかないのかも。莉孔は今、落ち込んでいますか?
――Twitterを見る限り、飄々としています。黒い眼帯をハメた笑顔の写真をアップしたり、Yahoo!ニュースをネタにしたり、「半年間は独眼竜キャラでいく」とうそぶいたり。
瓜田 この状況下でも弱音を吐かないのは、さすがですね。そんな莉孔を、こう励ましたいです。「あしたのジョーって漫画があるけど、何気に一番のダークホースで、一番女にモテるキャラは、丹下段平なんだぜ」と。莉孔は頭もいいし、ルックスもいいし、何かを持っている男ですから、転んでもタダでは起きないでしょう。きっと今頃、世間を驚かせるための新たな仕掛けを考えているはずですよ。
――新たな仕掛けといえば、瓜田さんも最近、動画の生配信を始めましたね。
瓜田 数日前から「瓜田大礼拝」というタイトルで、SHOWROOMを使って動画の生配信を始めました。教祖である僕が、信者であるウリラー(瓜田ファン)のためにあれこれ語るんですが、撮影と相槌は嫁の担当ですから、まぁ、夫婦の会話を一般公開しているようなもんです。と同時に、ウリラーから寄せられた質問にライブで答えたりもしています。
――なぜ動画配信を急に始めたのでしょう?
瓜田 ズバリ、カネのため。生きるためですよ。SHOWROOMは視聴するのも配信するのも無料ですが、視聴者が配信者に対して“投げ銭”をできるのが大きな特徴。有料で購入できる特別ギフトもあって、それが配信者に分配金として還元されるらしいんですよ。つまり僕の提供する番組が面白ければ、いくらか生活費を稼げるわけです。僕も食べていかなくちゃならないし、嫁のことも養っていかなくちゃならない。作家業だけで食べていくのは大変だし、この顔でコンビニのバイトをするわけにもいかないから、家にいながらにしてできるこういうシノギはありがたい。みっともないと思われようが、食うためにやってみることにしましたよ。
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