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日刊サイゾー トップ > インタビュー  > 瓜田純士が考える地震サバイブ術

“元アウトローのカリスマ”瓜田純士が考える首都直下型地震サバイブ術とは

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――あの大震災について今、何か語りたいことはありますか?

瓜田 東北に向けてとか、原発についてとか、軽々しく語るのは好きじゃない。僕みたいな被害に遭っていない人間が何かを語るのは、被災者の方々に対して失礼ですよ。でもあの災害から何かを学ばなくちゃならないとは思っています。わが身に降りかかったときに、どう生き延びるか。そのことについての瓜田流のマニュアルは日々考えています。

――具体的には?

瓜田 24時間ずっとではないですけど、日常のさまざまな場面で大地震が来ることをイメージし、最低限、自分一人が助かるための避難場所と避難経路を考える癖をつけるようにしています。たとえば建物に入ったときには非常口の場所を必ず確認し、出入り口が一つしかないようなお店は極力避ける。と言うと、自分一人が助かることしか考えていないようですけど、みんながそういう意識を持てば、結果として助かる人間が増えるんじゃないかと思うんですよね。

――「津波てんでんこ」「命てんでんこ」という防災の教訓もありますしね。「津波が来たら、取るものも取り敢えず、肉親にも構わずに、各自てんでんばらばらに一人で高台へと逃げろ」「自分の命は自分で守れ」というのが鉄則とされています。

瓜田 とはいえ、たとえば家で寝ているときに地震に見舞われたら、横にいる嫁をほったらかしにして逃げるわけにもいきません。そんなとき、意見が対立して共倒れにならないよう、今のうちから嫁との意思統一をしっかりはかっておかないとならないですね。場合によっちゃ、倒れた家具をどかさなくちゃならないし、嫁を抱きかかえてでも逃げなくちゃならない。そのためにも筋トレは欠かせないんですよ。不良格闘技のアウトサイダーに出ていた頃は「ノートレーニングが僕の美学」と語っていましたが、前言撤回します。アウトサイダー出身の黒石高大や渋谷莉孔のことを、今では尊敬していますよ。努力して鍛えて強くなったあいつらは、本当にすごいです。

――その渋谷選手が今、失明の危機にさらされていることをご存知ですか?

瓜田 えっ……!? 初耳です。何があったんですか?

――前の試合でサミング(目潰し)を受けた影響などで目の調子が悪くなり、病院に行ったところ、失明の危険性があると診断され、緊急手術。本人がその経過をTwitterで報告しつつ、「ファイター復帰はできそうにないな」とツイートしたところ、Yahoo!ニュースで大々的に「失明を告白…引退へ」と報じられたんですよ。

瓜田 (神妙な面持ちになり)大変だな、体を張って商売している奴らは……。治る見込みはないんですか?

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