テロ&北朝鮮情勢で緊張高まる韓国で爆発物騒動! 通行人遮断&駅封鎖も、実際は……
2016/03/08 21:00
#事件 #韓国 #東アジアニュース
地下鉄爆破事件の現場
世界各地で勃発するテロや、北朝鮮によるミサイル発射報道など緊張高まる世界情勢において、少々ナイブになるのは仕方のないこと。危険物や不審者への対応は慎重に行うべきだ。しかし、韓国では、そんな緊張感を緩和させるような珍事件が相次いでいる。
3月3日、ソウルの上岩洞(サンアムドン)のある会社の前に、不審な黒色のバッグが置かれていた。あまりにも異様な雰囲気を放つカバンは、2時間以上も持ち主が現れず、警察が出動する事態に発展した。
駆けつけた警察は「爆発物の可能性が高い」と判断。車両と通行人を遮断して、近隣建物1階にいる市民を退避させる大騒動となった。しかし、いざ爆発物処理班が到着して検査を始めると、バッグの中身は女性用の生活用品であることがすぐに判明した。なんともお騒がせな事態だ。
しかし、こうした爆発物騒動は一度だけではない。2月24日には同様の騒動がソウル地下鉄1号線倉洞(チャンドン)駅でも起こり、こちらはより大きな問題となった。
倉洞駅2番出口に不審なキャリーバッグがあると通報を受けた警察が駆けつけ、爆発物だと断定すると、すぐに出口を完全閉鎖。爆発物処理班に始まり、機動隊から近隣軍部隊まで出動する事態に発展した。こうして、2番出口は1時間にわたり封鎖されるなど、駅構内は緊張した雰囲気に包まれた。
しかし、上岩洞の時と同じように、キャリーバッグの中身はただの衣類。その後の調べで、酒に酔った大学生が置き忘れただけだったことも判明している。
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