「これじゃ、選手がかわいそう!」阪神・藤波晋太郎“50メートル走で日本記録”の真相は?
#プロ野球 #阪神タイガース #藤浪晋太郎
沖縄・宜野座で行われているプロ野球・阪神タイガースの春季キャンプで、藤浪晋太郎が50メートル走で5.79秒という、朝原宣治の持つ日本記録に0.04秒差と迫る驚異的な数字を叩き出したことが話題になっている。これには、その場にいた香田勲男投手コーチも「この世界に入っていなかったらどうなっていたのか」と褒めちぎっていた。
記録を聞いた当の本人は「(50メートルも)絶対にない!」と、強く否定。その後、本当にあるのかメジャーで確認したところ、50メートルメジャーでは計測し切れず、それ以上あったことが確認され、日本記録を超えていたのではないかとウワサされていた。しかし、藤浪によるあまりにも速すぎるこの記録が、インチキなのではないかとファンの間で波紋を呼んでいる。
「この映像は『すぽると!』(フジテレビ系)でも放送されていたのですが、ガバガバ計測にも程がありますね。まず、加速を考慮した一歩踏み出してからの計測とのことなので、0.2~3秒は得しているはずです。さらに、コーチによる手動計測ですが、公式の自動計測と比べると0.3~5秒くらいは違うといわれていますね。そもそも下が芝で、スパイクも履かずにそんな記録出るわけないんですよ」(スポーツライター)
これだけならば、公式の環境や知識がなかっただけで、それほど批判されることはなかったであろう。しかし、インチキと批判されているのは、もっと別のところにあった。
「映像を見るとハッキリわかるのですが、一歩踏み出してからの計測といいつつ、コーチが手に持っているストップウォッチを押しているのは明らかに3、4歩踏み出してからなんです。藤浪の長い脚でそれだけ走ったら、すでに5~6メートル近く進んでいますよね。藤浪本人が言っているように、50メートルもなかったってことです。これを見ていた視聴者からは、『これは陸上選手に失礼』『逆に藤浪がかわいそう』『八百長するならバレないようにしてくれ』と、怒りの声が上がっていますよ。たまに野球選手や、サッカー選手の50メートルの記録が報道され、世界記録を超えていることがありますが、あれも全部インチキと言って間違いないでしょうね」(同)
もともと公式に発表されている藤浪の記録は、6.4秒。今回は正確な記録がわからなかったが、藤浪の足がとてつもなく速いことは間違いない。しかし、こういった捏造された記録で安易に陸上選手と比べてしまうのは、どちらにとっても気持ちの良いものではないだろう。
(文=沢野奈津夫)
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