本田ミランが睡眠妨害の被害に! 凶悪すぎるナポリサポーターは、乗った電車を壊して帰る?
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日本代表FW本田圭佑が所属するACミランが、敵地ナポリのホテルで、相手サポーターによる睡眠妨害を受けていたことを、現地テレビ局が伝えている。
選手たちが寝静まった真夜中に、200人を超えるナポリサポーターがホテルの外に集まり、ミランを侮辱する歌を大合唱。怒り狂ったミランの悪童マリオ・バロテッリは窓から身を乗り出し、これに応酬。200人のサポーターとバロテッリ1人の罵り合いが始まったという。駆けつけた地元警察により事なきを得たが、一歩間違えれば、どんな事件に発展していたかわからない。イタリアで最も凶暴と恐れられるナポリサポーターは、過去にもさまざまな事件を起こしている。
「睡眠妨害は、よくやっているイメージがありますね。今回が特別ではありません。スタジアムでの暴動もしょっちゅうで、何もしていない敵サポーター相手に瓶や爆竹を投げつけたりで、手がつけられません。時には、味方選手でも出来が悪いと車のガラスを割ったりしますからね。今までで一番有名になった事件だと、2008-2009シーズンの開幕戦にあわせて、ローマへと向かった3,000人のナポリサポーターが、乗っていた電車の座席やトイレや窓ガラスを破壊し、到着したローマの駅もメチャクチャにしたのが有名ですね。そのシーズンのナポリサポーターは、アウェイでのすべての試合で入場禁止。ホームも3カ月間、ゴール裏での観戦が禁止になりました。全部ひっくるめると、被害総額は日本円で数十億に上るとみられています」(スポーツライター)
昔と比べると、ヨーロッパでのこういったサポーターの暴動はずいぶん減ったように思える。しかし、欧州主要リーグがあるスペイン、イングランド、ドイツの中で、イタリアだけが一向に変わらない。かつては世界最強リーグとうたわれたセリエAの衰退は、こういった治安の悪さも関係しているのかもしれない。
(文=沢野奈津夫)
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