本田圭佑の大活躍にレジェンドたちが態度を一変! その中で唯一、評価を変えない選手とは?
#海外 #サッカー #本田圭佑
今、ACミランを牽引しているのは間違いなく本田圭佑だ。昨年の不調がウソのような大活躍を見せ、マン・オブ・ザマッチを連発、落ち目といわれたセリエAの名門を復活へと導いている。過去に、サッカー後進国から来たこの日本人を、ミランのレジェンドたちは酷評してきた。しかし、今では手のひらを返さざるを得ないようだ。
「本田嫌いで有名だったミランの元10番ボバンは、過去に『ベンチにも入れないレベルの選手、永久にうまくなれない』と、さんざんな評価を下していました。しかし、先日のインテルとのミラノダービーでは『今夜のベストプレーヤー。褒めないわけにはいかない』と、本田の活躍を認めています。鉄壁といわれるミランの守備を20年も支え続けてきたコスタクルタは『ミランどころか、セリエAの水準にすら達していない』と辛口でしたが、今では『ゴールを決めるだけでなく、ボールを軽快に扱うことができる選手』と評しています。さらに、ミラン元主将のアンブロジーニも『私だったら代役を探す』との酷評から『最高に信頼のおける選手』と、態度を一変させました。このほかにも、さまざまなレジェンドたちが、本田への見方を変えています」(スポーツライター)
文句のない活躍に、ミラン内部だけでなく、いまやイタリア中で本田の評価が高まっている。そんな中、唯一、元ミランのレジェンドであるガットゥーゾだけが、その態度をまったく変えていないという。
「闘犬と呼ばれるほど気持ちを全面に押し出したプレーで有名だったガットゥーゾは、ずっと本田を評価してきました。入った当初でチームになじめなかった時も『(入ってすぐに活躍したマラドーナと比較して)この本田っていう選手は超一流でもなければ二流でもない。要するに“もうちょっと待ってあげようぜ”と俺はファンのヤツらにも言いたいわけよ』と、男前なセリフを発しました。さらに『(10番を背負ったのは)恐れを知らない勇敢な証し』と、擁護。それからも、たびたび本田の名前を出しては褒めていたんです。おそらく、本田の一切手を抜かない真面目なプレーに、ガットゥーゾも共感したんでしょうね」(同)
イタリアでは、良ければ評価され、悪ければけなされる。たったの一試合で、評価が一変するのもよくある話だ。それなのに、イタリアを代表するレジェンドにずっと目をかけてもらえるというのは、本田にとってこの上なくありがたい話だろう。
(文=沢野奈津夫)
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