トップページへ
日刊サイゾー|エンタメ・お笑い・ドラマ・社会の最新ニュース
  • facebook
  • x
  • feed
日刊サイゾー トップ > 連載・コラム  > iPhoneデマ情報にご注意!
ITライター柳谷智宣の「賢いネットの歩き方」第94回

iPhoneをレンチンすると充電できる? iPhoneにまつわるデマ情報にはご用心

iphone0217.jpgイメージ画像(Thinkstockより)

 ネットにはいろいろな情報が散乱しているが、うのみにするのは非常に危険だ。裏を取る、つまりその情報が合っているかどうかを確認する作業を必ず行ってほしい。

 例えば「iPhoneの日付設定を1970年1月1日にして再起動すると、メモリーがリセットされて高速化できる」と聞いて、試したりはしていないだろうか? このネタを検索すれば、iPhoneが再起不能になる不具合だということがすぐにわかる。しかし、日時設定を変更するくらいではどうにもなるまい、という素人判断をすると痛い目に遭う。再起動時にフリーズし、復元もきかなくなり、アップルに持ち込むしかなくなってしまうのだ。

 数年前には、iPhoneをレンジでチンすると、電磁誘導によりバッテリーを30秒で充電できるというデマが流れた。これをうのみにして、レンジに入れた人もいる。ほかには、iPhoneを水に浸すと音質が向上するとか、iOS 8にすると防水になるといったネタもあり、水没させたユーザーの叫びがSNSに投稿された。防水ネタは、アップルのウェブページにそっくりなだまし画像が作成され、被害者を増やすのに一役買った。

 昨年は「電話アプリで『1』を2回押した後、『0』を押して、0.3秒以内に通話ボタンを押してから10秒待つと、1カ月間通信制限が解除される」というネタが広まった。普通の人なら、これが110番に電話をかけるということがわかる。しかし、そのままチャレンジしてしまう人が一定数いるのだ。このネタが広まった日、全国の警察に間違い電話がかけられた。秋田県警では、その日1日でかかってきた132件の110番のうち、電話に出る前に切れたのが27件、応答がなかったり間違いを認めたのが56件もあったという。

12
ページ上部へ戻る

配給映画