黒幕の正体わかっちゃった!? 『怪盗 山猫』が持つ、意外と「シリアス」なテーマとは
#亀梨和也 #成宮寛貴 #広瀬すず #どらまっ子KYOちゃん
6日放送、『怪盗 山猫』(日本テレビ系)は第4話。亀梨さんや成宮さんの演技が好評で私も毎週楽しみにしています。今週は物語の鍵をにぎる存在にして山猫(亀梨和也)の最大の敵、裏社会のフィクサー「ユウキテンメイ」が徐々に絡んできます。
山猫は、かつての仲間で何者かに殺された細田(塚地武雅)のUSBメモリを入手。そこには、細田の実家が所有していた山を買い取った「モルダウ不動産」という会社の情報が入っていました。細田の売った山に何かあるのかと疑う山猫……。山や山中にあった工場を売ってしまったのは、細田の母親(市毛良枝)が認知症で、業者にだまされてしまったという話のようで、権利書も紛失しているようです。細田の実家を訪れた山猫、勝村(成宮寛貴)、真央(広瀬すず)でしたが、やはり細田の母親は認知症の様子。
ただ、仲間である室生里佳子(大塚寧々)の調べで、その山の廃工場にアジアンマフィア・サーペントが出入りしていることがわかったのです。何やらキナ臭いものを感じてしまう山猫一行。そういえば、雑誌記者だった勝村は完全に窃盗団の仲間入りをしたのかな? ミイラ取りがミイラ状態?
と思ったらその予感が的中。彼の学生時代の後輩で、現在は刑事であるさくら(菜々緒)が、勝村の後を尾けてアジトであるバー「STRAY CAT」に潜入し彼らを問い詰めます。勝村は慌ててごまかそうとしますが、さくらが納得するはずもなく……。山猫が「証拠はない」という理由で、その場をしのぐしかありませんでした。
殺された細田の母が認知症であることを知った真央は、山猫に「権利書を取り返してほしい」と頼みます。しかしその願いを冷たく断る山猫。真央は「じゃあ私一人でやる」と怒って出ていってしまいます。怒った顔もカワイイ広瀬すずちゃんですね。
再び細田の母の家を訪れ、家事の手伝いをする真央。母に「必ず権利書を取り返す」という真央に、母の表情が不安なものに。「それだけはやめてちょうだい」「危険な目に遭ってほしくない」と強い語気で迫ります。おやおや、何やら怪しいぞ……。
そして、山猫のお面をかぶり一人でモルダウ不動産を訪れた真央。権利書自体はゲットするものの、そこへ山猫を狙う新たな刑事、犬井(池内博之)や警察が。追い詰められる真央でしたが、勝村や里佳子の助けでなんとか脱出。警察がモルダウ不動産に向かった間に、山猫は警察署に侵入して押収された細田のパソコンをゲット。USBとパソコンが揃い、真央の解析によって、細田が何を追っていたのかが明らかになります。モルダウ不動産に売られた山の工場は、実は密造銃の工場でした。細田の母は、山と引き換えに3000万円もの大金をせしめていたのです! つ、つまりそれって……。
細田の母親の真実、細田の思い、そして暗躍するユウキテンメイとその周囲……すべてがつながった時、明らかになった悲しい真実とは!?
いつまでたっても味方か敵かはっきりしない刑事・関本(佐々木蔵之介)の存在が非常に怪しく、もしかして黒幕!? なんて予想もしてしまうんですが、そんな単純な話でもなさそう。謎が謎を呼ぶ展開ですね。ちなみに細田は山猫に殺されていないような描写がありますが、山猫自身はいまだに答えをはぐらかしています。真意はどこにあるのやら……。
意外と「真の正義は何か」というような重いテーマも絡んでいるように思えるこの『怪盗 山猫』。毎週状況が一気に変わるジェットコースター感が魅力です。
(文=どらまっ子KYOちゃん)
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