K-POPアイドルたちには大人気も……旧正月の定番・韓服離れ加速で、あの人物が立ち上がる!?
#韓国 #東アジアニュース
2月7日から旧正月休みに入った韓国。韓国にとって旧正月(2月8日)は年に一度の「名節」とされており、帰郷して家族や親戚たちと過ごすのが定番だ。また、そうした家族だんらんの席では“韓服”と呼ばれる伝統衣装に身を包み、新年の挨拶を行うのが伝統儀式。そのため旧正月の時期になると、芸能人やスポーツ選手など各界有名人たちも韓服姿でメディアに登場し、新年の挨拶を行ってきたが、最近はFacebookやインスタグラムなど、自身のSNSで韓服姿を披露して新年の挨拶をする芸能人たちが増えている。
そんな芸能人たちの中で特に話題となるのは、やはりガールズアイドルたちだ。今年は少女時代のユナ、A-Pinkのソン・ナウン、さらにはKARA離脱で今後が注目されているク・ハラなどが、自身のSNSで韓服姿を披露して話題になった。ネット民たちの間では「今年の韓服ベストドレッサーは誰か」といった“勝手にランキング”なども行われるほどだ。
もっとも、最近の韓国の若者たちの間では“韓服離れ”が進んでいるらしい。その実態を調査したのは、自称“韓国広報専門家”を名乗るソ・ギョンドク教授だ。ソ教授が首都ソウルやその近郊で暮らす20~30代の男女300名を対象にアンケート調査した結果、84.7%が「旧正月に韓服は着ない」という答えが返ってきたという。
その理由としては「不便だ」(35.3%)、「価格が高い」(33%)、「管理が大変」(22%)、「趣と流行に遅れている」(6%)とさまざまなで、中には「着方が複雑でわからない」(3.7%)という回答もあったという。アイドルや芸能人たちの韓服姿には注目しても、自分たちには無縁のものと考えている若者たちが多いというわけだ。
ソ教授は、そんな韓国の状況に警鐘を鳴らす。
「日本といえば着物というように、その国の伝統衣装は国家イメージに大きな影響を与えるが、最近は我々自身が韓服を遠ざけてしまっている。今年はSNSなどで“名節の時ぐらい韓服を着よう”キャンペーンを始めている。韓服の大衆化と世界化が目標だ」
ソ教授といえば、過去にニューヨーク・タイムズ、ワシントン・ポスト、ウォール・ストリート・ジャーナルなどに竹島は韓国の領土と主張する広告を出稿したり、慰安婦問題に関して日本に謝罪を促す広告を出稿。「日本海(the Sea of Japan)」と表記するメディアや関係各所に抗議して、「東海(the East Sea)」と書き直させる運動も展開している。愛国を利用して日本の歴史認識問題を批判する急先鋒であり、職業的に嫌日をうたうタレントのような人物だ。そんなソ教授が、今度は韓国の伝統衣装を世界に広めるキャンペーンを展開しようともくろんでいるというのだ。
主義や主張、政治性なしにファッションとして韓服を着ることを楽しんでいるアイドルや芸能人たちのイメージが、悪用されなければいいのだが……。
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