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日刊サイゾー トップ > エンタメ > スポーツ  > 新人騎手で金になる穴男?

「黄金世代」と称される“華の2014年組”。輝く新人騎手の中で金になる「大穴男」はコイツだ!

 デビュー1年目は7勝、2年目は23勝。順調にステップアップしているものの、特に目立った成績を上げているわけではない。ではなぜ井上を一押しするのかというと、それは「金になる騎手だから」だ。

 競馬ファン、特にライトな競馬ファンなら誰でも「一度でいいから万馬券を獲ってみたい」と考えるもの。それならば今のうちに“井上ファン”になっておいた方がいいかもしれない。

 なんせこの男、自他ともに認める大穴男。単なる穴男ではない、“大”穴男である。

 通常、単勝100倍以上の馬がレースを勝つことなど「年に何回あるか」といったレベル。だが、井上は新人ながら2年で3度も達成。特に昨年4月に単勝136.7倍の馬で勝利した際は、3連単で123万馬券を演出した。

 2着まで視野を広げても、単勝50倍以上は当たり前の穴馬だらけ。特に昨年のオークス(G1)の出走権がかかったレースでは、単勝164.4倍の超人気薄を2着に持ってきてG1の出走権をゲット。しかし、本人が通算30勝に満たないため、規定によりG1で乗れなかったという“新人穴男”ならではのホロ苦いエピソードもある。

「松若や石川の陰に隠れがちですが、井上も新人ながら乗れる騎手です。ただ、今はまだ知名度が低いため、騎乗馬の人気が上がりにくい状況になっています。有能な新人は同時に穴騎手としても注目されて育ちますが、彼も間違いなくその一人ですね」(競馬記者)

 G1を100勝以上している武豊が4番人気より下でG1を勝ったことがないように、有力な騎手は乗るだけで人気になってしまうのが宿命……。ならば“先物買い”ではないが、井上の馬券も「注目度が低いうちに買っておいた方がお得」ということか。

 セールスポイントに「穴馬を持ってくるところ」と断言し、騎乗馬の人気がない時には「絶対に穴をあけてやる!」と闘志を燃やす井上敏樹騎手。同期に実績では後れをとっても「黄金世代」の「金」の部分では、彼の“大穴男”ぶりに大いに期待したい。

最終更新:2016/01/30 22:30
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