ドトウの展開に今期イチの緊迫感! 『ナオミとカナコ』殺人計画開始で物語が動く
#フジテレビ #広末涼子 #内田有紀 #どらまっ子KYOちゃん
28日放送『ナオミとカナコ』(フジテレビ系)は第3話。大体連ドラは3話くらいで物語が本格的に動き出すものですが、このドラマもそれは然り。いよいよ直美(広末涼子)の「殺人計画」が動き出します。
夫・達郎(佐藤隆太)の度重なるDVで心身ともに崩壊寸前の加奈子(内田有紀)の姿に、ついに達郎を殺す決意をした直美。後日、加奈子とともに喫茶店に訪れた直美は、「殺人計画」の全容を明らかにします。
用意された「ピース」は3つ。1つ目は、達郎を殺すこと(これは大前提か)。2つ目は直美の顧客で、在日中国人の李朱美(高畑淳子)のもとで働いていた、不法入国者の林竜輝(佐藤隆太/2役)。彼は達郎にそっくりな容姿を持った中国人なのです。達郎を殺した後、林に達郎のパスポートを持たせ、故郷である中国に帰らせます。達郎の死体さえ処分して見つからなければ、出国の記録で彼が中国に“失踪”したことに見せかけられるということに……。
そして3つ目が、達郎が中国に失踪する“動機”なんですが、直美の大口顧客で未亡人の斎藤順子(富司純子)を利用すること。順子は高齢の一人暮らしで認知症を患っており、銀行口座の管理を直美に任せています。直美はネットバンク開設を目的に、銀行員である達郎を順子に近づけようとしていました。達郎を殺した後、順子の口座から達郎が多額の金を横領したと見せかけ、それを海外逃亡の動機にすれば不自然ではない、となります。これが直美の「殺人計画」ではあるんですが、まあ正直そう上手くはいかんよなって思いますけど、もっともらしくは聞こえます。
故郷に帰れて、横領した金の一部が得られて病の母を救え、加奈子も幸せになるのなら……なりすましを依頼された林は、彼女らに協力することとします(この時点では2人が殺人をすることには気づいていない?)。優しい人物のようなので、殺人を知ったら断りそうな気も……。
その後、直美は達郎を順子に合わせ、ネットバンク口座開設の話し合いをするのですが、同じ質問を繰り返す順子に、達郎の表情が一変。直美はなんとかごまかしましたが、疑り深い達郎だけに、これは認知症であることがバレたな……と視聴者のみなさんは思ったのではないでしょうか。わずかなほころび1つ目、ってところでしょうか。
そして加奈子は、林が日本を経つ際の服装として、達郎のスーツを林の家に持っていきます。スーツを着た林は達郎にやはりクリソツ。2人で話をする中で、故郷に戻りたい林の「普通ニナル、大変デスネ」の言葉に加奈子の心は揺れます。非常に情感豊かなシーンで、何となくトレンディー臭もしてきたんですが、もしかしてこの2人、そのうちデキちゃうんじゃ……。
サイゾー人気記事ランキングすべて見る
イチオシ記事