SMAP独立騒動が法廷闘争へ!? 事務所への損害賠償だけでなく、スポーツ紙の偏向記事にも……
#ジャニーズ #SMAP
SMAP独立騒動は一応の決着を見せたが、今後の展開次第では法廷闘争になる可能性も残されているという。ある大手事務所の関係者は「メンバーのひとりが、謝罪をさせられた生放送に納得しておらず、秋の契約終了を機に弁護士を立てて動く可能性もある」と話している。
SMAPは1月18日、『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)で生謝罪をしたが、ひとり残留を決めた木村拓哉以外の4人は異様に表情が硬く、謝罪はしたものの「解散しない」など、具体的にファンに約束する言葉もないまま、完全決着には至っていない様子が明らかだった。
中居正広を筆頭に4人が独立に動いたことは事実だが、メンバーはジャニーズ事務所との契約が9月まで残されており、それまでは身勝手に動くことはできない。仮に10月以降にジャニーズ事務所から抜けたとしても、業界内での慣例から干される可能性があり、ジャニーズに残るか、失業するかの二択になってしまう。そのためメンバーらは、ジャニーズ側に謝罪し、今後の処遇をすべて事務所に一任する“完全敗北”を味わうことになった。
しかし、これはあくまで芸能界のやり方で、一般社会ではブラック企業による社員への隷属的な扱いと見られるもの。メンバーの中には個人で弁護士を雇っている者がおり、その流れで労働問題として法廷で争う余地もあるという。
「考えられるのは、事務所の指示で屈辱的な謝罪をさせられたことや、退社の意向を強権的な圧力で阻害されたことへの損害賠償を事務所側に求め、退社後の自由を認める地位確認など。テレビ局とは、事務所を移籍することで仕事に大きな悪影響がないかどうかで戦える部分もある。それと今回、スポーツ紙などが一斉に事務所側に加担して、世論を誘導するために報じた記事なども訴訟の対象になるかもしれない。メンバーの意向を一切確認もせず、謝罪しか道はないというようなことを書いている記事は、偏向報道もいいところ」と前出関係者。
ただ、法廷闘争になった場合のリスクも大きい。何しろ、こうした労働問題の裁判は、決着までに時間を要する。
「その間は事実上の干された形になることも想定できるし、たとえ独立できてもSMAPの歌は二度と歌えないことになると思われるので、メンバーがそこまで大きな勇気を出せるかといえば可能性は高くはない」(同)
現時点では、メンバーにいくら不満が残っていても、すべてを失う可能性もある巨大権力との戦いに恐れをなして軍門に下るしかないという見方が根強い。
関係者は「メンバーが腹を決めたらバックアップするという業界人はいるが、SMAPで仲が良いのは香取と草なぎの2人ぐらいで、あとは仲が悪いから、動くとしてもメンバー数名で、5人そろってということはなさそう。ひとりで抜けて戦うのは、精神的にも厳しいだろう」と話している。
不満を残しているメンバーひとりは、一時態度保留が伝えられた中居の可能性が高いが、関係者は「誰かは明かせない」と肯定も否定もしていない。
(文=藤堂香貴)
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