トップページへ
日刊サイゾー|エンタメ・お笑い・ドラマ・社会の最新ニュース
  • facebook
  • x
  • feed
日刊サイゾー トップ > その他 > PR情報  > 『ターボキッド』がチャリで来た!

安心の“省エネ”マッドマックス!『ターボキッド』がチャリで来た!!

turbokid_03(C)2015 EMA Films & T&A Films

 しかしながら、そうして油断させた瞬間に冷や水を浴びせるかのごとく出てくるのが、スプラッターシーンです。戦闘シーンごとに散りばめられた「えっ、そんな死に方あるの!?」というトリッキーな死因と、その際に使用される大量の血のり(約340リットル)……おびただしすぎて笑えます。必然的に画面は血まみれになりますが、いくらなんでも量が多すぎるので、グロイとか恐いとかじゃなく、もはや噴水やプールで遊ぶ子どもを見るような微笑ましさがあり、千切れた手足や臓物や生首が宙を舞っても、公園でバトミントンでもしているかのような爽快さがありました。が、おそらくあまりの光景に脳が麻痺しただけな気もします。

 物語の世界観は『マッドマックス2』、主人公の仕事がゴミ漁りで、それを水に変えて生活しているのは『スターウォーズ フォースの覚醒』(公開は『ターボキッド』が先!)、憧れのヒーローの格好で悪を滅ぼさんとする姿は『キック・アス』、文明が崩壊した理由は『ターミネーター』、荒野での暴力集団とのアクションは日本の特撮にそっくりです。小さな頃に憧れたヒーローから、わりと最近のヒーローまで、いろんな要素をごちゃ混ぜにして、まんべんなく血のりをぶっかけてまわったような最強のB級カルトムービーで、観た後はチャリに乗るのが少し楽しくなりそうです。
(文=小明)

『ターボキッド』
●監督・脚本/フランソワ・シマール、アヌーク・ウィッセル、ヨアン・カール・ウィッセル
出演/マンロー・チェンバーズ、ロランス・ルブーフ、マイケル・アイアンサイド、エドウィン・ライト、アーロン・ジェフリー
Blu-ray、DVD好評発売中
http://www.kingrecords.co.jp/cs/g/gKIXF-318/

最終更新:2016/01/21 09:55
12
ページ上部へ戻る

配給映画