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日刊サイゾー トップ > インタビュー  > ノンスタ井上がモテるワケ
『マイナスからの恋愛革命』出版記念インタビュー

“よしもとイチのモテ男”ノンスタ井上「努力型のブサイクがイケメンに勝つから、恋愛は面白い!!」

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■本能の扉をこじ開けていかないと、つまらない

――そういう指摘を、ちゃんと受け入れられるのがすごいです。

井上 例えば19歳の感覚って、19歳にしかわからないでしょう。付き合ってる子のそういう“リアル”は大事にしたいし、そのいい部分だけ自分にも取り込めばいいと思う。パンケーキ屋とか、男同士なら絶対に行かないですよ。でも、彼女に誘われてパンケーキ屋に行ったら、そのパンケーキなるものが、おいしいかまずいかは知ることができます。それまでゼロだった知識が、1になる。ゼロか1かって、恋愛においては、ものすごくデカイことなんですよ。

――すべては「経験」として、蓄積されると。

井上 結局、ゼロから1にすることが一番大変なんです、仕事も恋愛も。1回パンケーキ食べに行っていれば「俺、あのシロップが苦手やねん」って逃げられるじゃないですか。「あそこ女の子ばっかりで恥ずかしいわ」とも言える。1回行っていれば、さも100回行ったテンションでしゃべれますからね。

――何事も決めつけないで、1回はやってみないとダメですね。

井上 そう、女性も1回でいいから、男に雑に遊ばれたらいいんですよ。その雑な扱いに、快感を覚える人もいるかもしれない。そこで初めて「私ってMやったんや」とわかる。

――新しい癖の扉が開かれる(笑)。

井上 大事やと思いますよ。ずっとイケメンと付き合ってきた女性が、ブサイクといわれる男性とエッチしてみたら「私、顔よりも、下のサイズのほうが大事だったんだ……」って気づくかもしれない(笑)。

――私は見た目じゃない……サイズ!!

井上 人間は理性で恋愛を考えがちですけど、本能の扉をいっぱいこじ開けていかない、とつまらないと思いますよ。いろんな人と会って話せば、それだけ情報を得るわけで、いろんな情報を得るから正しい情報を知るわけで。新聞だって同じニュースなのに、全紙表現は違うでしょ。頭のいい人は全部読んで、情報の本質を知るそうですよ。それは、恋も一緒だと思う。いろんな女を、男を知って、本当の自分の好みを知ることが大事。

――今まで井上さんが「本能の扉開けられたな……」と感じたことは?

井上 多少下品な話でも大丈夫ですか?

――安心してください。

井上 芸人になったばかりの頃、先輩と女の子たちとホテルで飲んだことがあるんです。その中にひとり、イケメンゴリラの「シャバーニ」に似た女の子がいまして。やがて先輩たちはその女の子たちとコトを始めたのですが、僕は酔っていたのもあって、ひとり隣の部屋で寝てたんですね。どれくらいしてからか、ふとシャバーニちゃんに起こされたんです。「どしたん?」って聞いたら、先輩に「井上のとこ行ってあげて」って言われたと。そんな経験なかったし、正直タイプじゃないし、「え……」ってなったんだけど、それって先輩は先輩で俺のこと思ってくれて、シャバーニちゃんはシャバーニちゃんで俺のこと思ってくれてるってことじゃないですか。2人の愛情をむげにはできないと思って、俺は抱きました。でも、それが思いのほか楽しかった。セックスって、こういう楽しみ方もあるんやなって知りました。もっといろんな人と経験を重ねたら、もっと楽しいことが待ってるのかもしれないって。

――では、逆に「自分が相手の扉をこじ開けた」というご経験は?

井上 ラブラブでイケメンの彼氏がいる女性を、彼氏から奪い取ったということならありますよ。半年くらいかかりましたけど。

――なかなかの長期戦ですね。

井上 奪うつもりで奪いにいったというよりは、いいなと思った女の子にたまたまイケメンの彼氏がいた……という感じです。半年は友情という形で関係を築き上げて、その中で小さな愛情を投げ続けました。

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