「フリースタイルバトルは格闘技!」 話題の深夜番組『フリースタイルダンジョン』演出家が明かす、“戦場”の裏側
#インタビュー #てれびのスキマ #フリースタイルダンジョン #日本語ラップ
いま、深夜番組『フリースタイルダンジョン』(テレビ朝日系)が騒がしい。Zeebraがオーガナイザーを務めるフリースタイル(即興)ラップのMCバトル番組で、「チャレンジャー」たちが、般若を“ラスボス”とする5人の「モンスター」に挑戦し、賞金獲得を目指す。
昨年9月から放送が開始され、コアな題材にもかかわらず、YouTube公式チャンネルの再生回数は約900万回を突破。ヘッズ(ヒップホップファン)以外にも、確実に番組中毒者が広がっている証しだ。特に第9回(11月24日)の放送で行われた般若 VS 焚巻は、大反響を巻き起こした。
1月からは、いよいよRec4が開始。ますます盛り上がりを見せる中、演出を担当する岡田純一氏に、その人気の秘密や舞台裏、そしてヒップホップを知らなくても楽しめる見どころなどを、テレビウォッチャー・てれびのスキマが直撃した。
――僕は今までヒップホップにはぜんぜん興味なくて、むしろ苦手なくらいだったんですけど、最近会った複数の人に立て続けに『フリースタイルダンジョン』はヤバいって薦められて見たら、本当にスゴくて。岡田さんは、もともとヒップホップ好きだったんですか?
岡田純一氏(以下、岡田) 番組が始まるまでは、広く浅く嗜む程度でした。今はズッポリはまってます。
――企画は、すんなり通ったんですか?
岡田 いや、すんなりは通ってないです。ラップのバトルって、放送禁止用語が出てくるじゃないですか。それを、どうやって地上波で放送するかっていうのが一番の課題で。禁止用語を絶対に言わないっていうルールを決めて、なんとか企画が通ったって感じですね。で、うっかり言っちゃたら、演出上、「ピー」音ではなく、「コンプラ」(という表示)で消しましょうと。「テレビ局はコンプライアンスでうるさいっていうのを逆手に取ろう」っていう発想です。
――演出面でいえば、ラップにはすべてテロップを入れてますね。「トラブル」に「虎舞竜」と当てたり、芸が細かいなと(笑)。
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