「フリースタイルバトルは格闘技!」 話題の深夜番組『フリースタイルダンジョン』演出家が明かす、“戦場”の裏側
#インタビュー #てれびのスキマ #フリースタイルダンジョン #日本語ラップ
――なんといっても、「般若VS焚巻」(https://www.youtube.com/watch?v=drxDMVzPYfs)の回はスゴかったですが、現場で見ていてどうでしたか?
岡田 いやー、震えましたね。本当に。予算のない番組なんで、賞金100万円出たらどうなっちゃうんだろうって(笑)。
――そっち!(笑)
岡田 それもありつつ、約7年ぶりにフリースタイルバトルに出る般若さんの鬼気迫る感じとか、めちゃくちゃカッコ良かったですね。あの回は本当にすごかった。プロデューサーが、たまらず酒を買いに走るっていう(笑)。そのくらい、スタッフのみんなも興奮させてくれたバトルでしたね。僕はいつもフロアで見てるんですけど、お客さんと一緒に叫びましたね。ほえました。「100万円守ったー」って!(笑)
――やっぱりそこ!(笑)
岡田 Rec1では最高賞金50万円だったんですけど、収録を終えて、プロデューサーに「めったに100万円出ないし、目標は大きいほうがいいから、賞金100万円にしてくれ」って頼んだんです。そしたら、Rec2でまさかの般若戦っていう。余計に焦りましたね(笑)。でも、いずれは100万円を手にする人が出てほしいなとも思ってますよ(笑)。
――あの対戦があれだけ盛り上がったのは、やっぱりそれまでの積み重ねが大きかったと思います。CHICO CARLITOが直前まで追い詰めて緊張感が高まっていたり、般若さんが“通訳”を使って、それまで一切しゃべらないっていう演出だったり。
岡田 あれは、般若さんの希望で。一切しゃべらないでテレビに出ることが、10年くらい前からの夢だったそうです(笑)。般若中継では、犬の喜多川景子が出たり、失踪していたO.G(おじ)さんが出てきたり……。この先いったいどうなるんだろうと、楽しみと不安でいっぱいです(笑)。
――Rec2で般若さんを出してしまったからか、Rec3でモンスターたちがギアチェンジした感じで。
岡田 特に、T-PABLOWの成長っぷりがすごいですね。バトルの内容も、素人目にもぜんぜん違うなって。この番組は、彼らの成長を見る、ドキュメントみたいな要素もあるのかなって思いますね。Rec3はとにかくみんな気合が入っていて、どんどん挑戦者を負かしちゃうんで、「あれ? これはこれで、今度は放送尺が足りなくなっちゃうぞ」って(笑)。掌幻戦でほっとする自分がいたり……これが制作の哀しきジレンマなんです。般若さんに出番を回すまいとするモンスターたちの気迫、チームの絆が強くなったりと、いろんな方面で、影響を与えたバトルでしたね
――放送には乗っていないけど、印象的なシーンなどは?
岡田 いや、それちょっと記事にできないことばっかり(笑)<※以下、「コンプラ」でカット>。真剣勝負でやってるからこそ、いろいろあるんですよ。
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