トップページへ
日刊サイゾー|エンタメ・お笑い・ドラマ・社会の最新ニュース
  • facebook
  • x
  • feed
日刊サイゾー トップ > 連載・コラム  > 大暴走アニメ「ママモコモてれび」
テレビ辛口研究所

攻めまくる大暴走アニメ「ママモコモてれび」は大丈夫? スポンサーの森永乳業に聞いてみた

mamamokomo0108日本テレビ「ママモコモてれび」公式サイトより

 いま、世間一般にはあまり知られず、ごく一部のターゲットに向けてひっそりと、しかしながらかなり大胆に攻め続けているアニメ番組がある。『PON!』(日本テレビ系)の1コーナー「ママモコモてれび」だ。

 公式サイトには「『ママモコモてれび』は、今どき親子のリアルな思いをもとに作ったオリジナル『アニメ』に生まれ変わりました!」とある。また、主な登場人物は、ママとパパ、7歳の「モコたろう」と、その幼なじみ「ココモちゃん」、モコたろう家に居候しているママの父「おじじ」。

 この情報だけ見ると、ごく普通の母子向けほのぼのアニメかと思うが、まず驚かされるのは、キャラクターの顔がことごとくちょっとブサイクでニクタラシイこと。しかも、パパは変な錠前みたいな見た目だと思ったら、「なぜか姿がカバンになってしまった」という設定らしい。

 極めつきは、「ママ」の声を友近、「パパ」の声をレイザーラモンRGが担当していること(ちなみに、「おじじ」は具志堅用高)。ここに椿鬼奴あたりが加わったら、完全に悪ふざけだと思っていたら、本当に鬼奴が来てモノマネをする回があったし、友近のキャラ「水谷千重子」が来る回も何度かあった。

 また、親子の会話は「女子アナは、なぜ野球選手と結婚しがちなのか」「なんで女優はインスタグラムで素を見せるの?」「なんでそんなにパワースポットが好きなの?」「新しい国立競技場のデザインを考えよう」などなど、ほのぼのからは程遠く、ことごとくブラック。

 なんの縛りもなく、友近ワールドがいま最も全開となっている番組「ママモコモてれび」。あまりにやりたい放題すぎて、もしかして友近の買い取り枠なのではないかと思うほどだが、スポンサーは森永乳業とかんぽ生命保険の2社だ。この暴走ぶりをどう見ているのか、森永乳業に聞いてみた。

「弊社では、粉ミルクや幼児向け食品を提供していることもあり、『お母さんもお子さんも元気付ける番組を作りたい』という意向に賛同し、2012年4月の番組開始当初から提供させていただいております。イベントも1カ月に1度程度、不定期に企画されており、弊社でもブースを出店し、商品をお渡ししたり、育児に役立つ情報を提供したりしています」

12
ページ上部へ戻る

配給映画