夜の街で勝手に立ちんぼ駆除! 逮捕されたニセ特殊警察“マル秘”作戦の目的とは?
2016/01/08 14:00
#中国 #東アジアニュース
特警の制服に身を包んだ男。しかし通常、特警が売春取り締まりを担当することはない
中国で続発している警察官を装った詐欺事件については、当サイトでも何度も報じてきた(参照記事)。
しかし、年明け早々、江蘇省常州市で検挙されたニセ警察官の犯行動機は、他と一線を画していた。「中国新聞網」によると、1月4日、同市でテロ対策や人質事件に投入される精鋭部隊、特警(特殊警察)に扮していた21歳の男が逮捕された。
男は、特警の制服を着用していたほか、偽造の警察官証、おもちゃの拳銃に手錠、スタンガン、警棒などを装備。本物の特警になりきって、街をパトロールしていたという。
地元の派出所に「現在、特警が街を警ら中ですか?」という問い合わせが寄せられたことで、本物の警察官がパトロールを実施。市内の路地裏で、制服姿の男を発見し、警察標章の不法所持及び使用の疑いで派出所へ連行した。
しかし、警察の取り調べに対し、男が語った動機は意外なものだった。
男の父親は風俗に目がなく、買春を繰り返していたという。そして元日も、父親から金を無心する電話を受け取った男は、父親が買春に出かけようとしていると直感。そこで、特警に扮して夜の街をパトロールし、父親が買春できないようにする作戦に出たのだ。
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