80年代エッチマンガのレジェンド前編『Oh!透明人間』『ハートキャッチいずみちゃん』
#マンガ #コミック #ザオリク的マンガ読み
作品後半では、ヒロインの良江ちゃんが強盗に襲われる、吊り橋が崩落する、ロープウェイのゴンドラが墜落するなど、さまざまなトラブルに遭遇。透明になった透瑠君による『ダイ・ハード』顔負けの救出劇があるのですが、ここで手を放したら落ちる! という状況にありながら、「これはパンツを脱がすチャンス!」という衝動が抑えられず、「脱がす→手が離れる→落ちる」といった様式美が展開されます。自分の命よりもエロを優先する透瑠君の姿勢は、今どきの草食系男子にぜひ見習ってほしいハングリーさです。
『ハートキャッチ』(講談社)といえば、平成女子にとってはプリキュアですが、昭和男子にとっては遠山光先生の『ハートキャッチいずみちゃん』ですよね。『Oh!透明人間』と共に、80年代の「月刊少年マガジン」を盛り立てた作品で、主人公の原田いずみと幼なじみのエッチな男子・明智菊丸を中心としたドタバタラブコメディです。
ヒロインのいずみちゃんは、人の心が読めるというエッチマンガとしては反則すぎる超能力を持っており、いずみちゃんにエッチなことをしようとするスケベな男子たちは最後の最後に超能力で心を読まれ、ことごとく寸止めで涙をのむのです。
『いずみちゃん』の特徴は、エロ男子・菊丸による趣向を凝らしたオールラウンドな女体いじりで、エッチなシチュエーションのバラエティの多彩さはある意味、『Oh!透明人間』をも凌いでいるといえます。具体例を挙げると、
・女体をゴルフコースに見立てて、グリーン、バンカー、池などを設置する「女体ゴルフコース」
・車のフロントガラスに張り付いたおっぱいがワイパーで左右に揺らされる「おっぱいワイパー」
・乳首に針をつけて壁にはめ込こんだ「おっぱい壁時計」
・数珠つなぎになった豆電球で大事なところを隠す「豆電球水着」
・股間と股間の間に張り付いた餅をはがそうとして、押したり引いたりしている間に餅がつきあがる「股間餅つき」
などなど、思春期男子にとっては神シチュエーションのオンパレード。とにかく女体のエロ表現に対する情熱は、計り知れません。
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