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日刊サイゾー トップ > 連載・コラム  > iPhone 7は天王山に?
ITライター柳谷智宣の「賢いネットの歩き方」第91回

【iPhone 7】ボディは1~2ミリ薄くなり、4インチモデルがお目見えする!? 

ip7.jpgiPhone 7に関する、海外メディアの報道

 iPhone 6sが発売されて3カ月しかたってないのに、もうiPhone 7のウワサが広がっている。コンセプトデザインの画像らしきものも海外のサイトには掲載されており、信ぴょう性が高まっている。


 幾つかの注目ポイントがあるのだが、驚くのはその薄さ。現在より1~2ミリ薄くなるかもしれないのだ。iPhone 6sで7.1ミリと薄いのに、5ミリ強になるという情報がある。当然、イヤホンジャックは搭載できなくなるが、そこにライトニング端子もしくはUSB-C端子を採用するというわけだ。iPhoneは、2年ごとのメジャーバージョンアップのたびに、大幅にデザインを変えてくる。筆者的には、今以上に薄くなれば堅牢性が落ちないかと心配だが、インパクトを重視するならあり得る話。そこまで薄くなれば、デザインが寄与する部分も少なくなりそうだが、アップルはやりそうだ。くれぐれも、バッテリー駆動時間を短くしたり、カメラを飛び出させたりしないでほしいものだ。従来のヘッドホンは当然そのままでは装着できなくなるが、変換アダプタが発売されるはずなので、手持ちのギアが無駄になることはないだろう。これからiPhone用のヘッドホンを購入する予定なら、iPhone 7の登場まで待って、専用製品を買う手もあり。

 そのほか期待されているのが、Qiのようなワイヤレス充電機能やデュアルカメラ、マルチタッチ対応の3D Touch、生活防水機能などだ。すでにiPhone 6sでは、公式にうたわれていないものの、防水性能が向上している。iPhone 7では生活防水対応になる可能性は高いが、ワイヤレス充電は大幅な薄型化を実施すると搭載が難しくなりそう。今はあまり有用でない3D Touchは積極的に改良してくるだろう。デュアルカメラによる3D撮影は時期尚早かも。iPhone 7 Plusのメモリー容量が大きくなるのは確定路線のようだ。ぜひiPhone 7のメモリーも増やしてほしいところ。

 iPhone 7は従来通り、秋に登場すると考えられているが、春ごろにサプライズで別のモデルがお目見えする可能性もある。iPhone 5c/5sと同じ4インチディスプレイを搭載するモデルだ。ハイエンドのスペックを搭載するのではなく、iPhone 6と同レベルのスペックで、手頃な4インチサイズを出すというウワサが濃厚。ボディはiPhone 5cのような樹脂製ではなく、iPhone 5sのような金属製になるようで、「6c」とはならなそう。ネットには「5s mark2」という記述も見かけるが、さすがにアップルが付けそうにない。ネーミングも気になるところだ。

 Androidはバージョン6になり、魅力的な端末が続々登場。マイクロソフトもWindows 10 Mobileで本格的に参入してきた。日本では相変わらずの人気のiPhoneだが、iPhone 7は天王山になるだろう。アップルは毎年、ボージョレ・ヌーボーのキャッチコピーのように、史上最速とか販売台数の記録を更新、とうたっているが、2016年はどうなるか目を離せないところだ。
(文=柳谷智宣)

最終更新:2015/12/28 11:35
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