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日刊サイゾー トップ > インタビュー  > “濱の狂犬”ラストファイトは…

『THE OUTSIDER』引退“濱の狂犬”黒石高大、ラストファイトは失神負けも「前を向いていく」

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 ミット打ちを終え、控え室で一息ついていた黒石に話を聞く。

――今日、啓之輔選手とは会いましたか?

黒石 今日はまだ会ってないですけど、前日計量のときに会って話しました。

――どんな話をしましたか?

黒石 俺ら日本で一番客を入れるコンビなんで、来た全員に好きになって帰ってもらいましょうよ。ちょっとくらいは観客に見せないとダメなんですよ、と。

 のちに主催者が発表した入場者数は3,130人。このうち1,000枚近くのチケットを黒石が手売りでさばいたというから、その人気と人徳はたいしたものである。

――観客に見せないとダメ、とは?

黒石 2ラウンド2分の時点で決着がつかなかったら、手を後ろに組んで、互いに一発ずつ殴り合おうと提案しました。俺のことからまず殴っていいんで、やりましょうと。

――啓之輔選手の反応は?

黒石 「商売人みたいなこと言いやがって」と笑われました。

 有終の美を飾りたい黒石と、黒石に引導を渡したい啓之輔。果たしてどんな戦いになるのか?

 大歓声を浴びながらリングインし、レフェリーを挟んで向き合う二人。黒石は今にも突っかからんばかりの勢いでガンを飛ばすが、啓之輔はそれをいなすようにソッポを向く。双方いったんコーナーに下がるが、ゴングが鳴るなり突進し、両者の第一打がリング中央で同時にヒット! 黒石のハイキックが勢いで勝り、バランスを崩した啓之輔が尻もちをつく。

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 大声援をバックに、倒れた啓之輔めがけて襲いかかろうとする黒石。しかし啓之輔はこれを冷静にガードし、立ち上がる。

 黒石は左右のキックを繰り出しながら前進するが、啓之輔のカウンターパンチを食らってよろけた隙に、首を取られて倒されて攻守逆転。

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