「完全に新しい世界……」韓国で爆発的に成長する女性用オナニーグッズ市場、お得意様は30代?
#韓国 #東アジアニュース #河鐘基
韓国で、女性用オナニーグッズ市場が爆発的に成長中だ。
ネット通販サイト「Auction」が公開した統計によれば、韓国ではここ3年間で女性用オナニーグッズの売り上げが急上昇しているという。2013年には前年比197%増、14年は128%増、15年は100%増と、毎年2~3倍の増え幅をマークしている。一方、男性用オナニーグッズの売り上げは、この3年間で1.5倍程度の増加率にとどまった。
購買層としては30代が最も多いそうで、約36%。次いで僅差で40代(35%)、20代(14%)、50代(11%)、60代以上(3%)の順位となった。なお、韓国の女性たちが最も多く購入するオナニーグッズは、挿入用バイブレーターだそうだ。アダルグッズ販売関係者は「全商品のうち、バイブレーターが占める需要の割合は90%」としている。また、韓国女性はオナニーグッズをデザインで選ぶ傾向があり「荒々しい形より、かわいい形のものをよく購入する」(同)そうだ。
女性用オナニーグッズ市場の急激な成長を受け、多くの韓国メディアが実際に使用している女性たちにアンケートを試みている。「最近、初めてバイブレーターを購入した」と話すAさん(35)は、「完全に新しい世界」と、その“仕事ぶり”を絶賛。また、Cさん(33)は「痛いと誤解していたけど、最近のバイブレーターは振動が繊細。ラインナップの豊富さに満足している」としている。
ちなみに、世界で最も歴史のあるアダルトグッズ企業ベアテ・ウーゼ(独、Beate Uhse)が、初めてアジアに進出する際に選んだ市場が韓国だったそう。また、韓国大手ケーブルテレビ「CJハロービジョン」は今年、成人番組を視聴した利用者の65%が女性だったことを明らかにしている。同様に、デジタルコンテンツ配信サービス「SKプラネット」からは、成人映画を視聴した会員のうち、65%が女性だったという統計も発表された。
性に対してあまりオープンではないイメージのある韓国女性だが、実際には彼女たちによって現在の韓国アダルトグッズ産業が支えられているのかもしれない。
(取材・文=河鐘基)
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