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日刊サイゾー トップ > 連載・コラム > 週刊誌スクープ大賞  > 米で銃のテレビ通販番組始まる
週刊誌スクープ大賞

犠牲者は年間3万人も……カリフォルニア州で全米初の“銃”通販番組が始まる!?

 野坂昭如さんとはほとんどお付き合いはなかったが、講談社にはよく来ていて、エレベーターで一緒になった。トレードマークのサングラスが、とても格好良かった。私も真似て、黒のメタルフレームのサングラスをかけていたことがある。あるとき、野坂さんが私のそれを見て、何やら言いたそうにしていたが、そのまま別れた。その後、某パーティーで会ったら、私と同じメタルフレームに変えていた。

 野坂さんに原稿を頼み、神楽坂の和可菜にもらいに行ったことがある。このときは無愛想で、原稿の入った封筒を放り投げるように渡したきり、背を向けてしまった。

 バーやゴールデン街などで会う酔っ払い野坂さんは、ろれつが回らず何を言っているのかよくわからないが、誰彼かまわず話しかけてきた。

 基本的にシャイで、繊細な人であったと思う。新潮で、元タカラジェンヌの妻、暘子さん(74)がこう話している。

「お酒といえば、サングラスと同じく、“シャイな自分を隠すため”なんて世間で言われていた通り、野坂にとっては気付け薬のようなものでした。(中略)それでも家庭では、本当に丁寧な人でした。私は、名前を呼び捨てにされたり『おい』なんて言われたことは一度もなく、結婚当初からずっと『あなた』と呼ばれていました。元来育ちは良い人で、食事のマナーも実にスマート。養子に行った先の神戸のお宅でも、相当に厳しく躾けられたのだと思います」

『エロ事師たち』で作家デビューし、作詞した「おもちゃのチャチャチャ」で日本レコード大賞童謡賞を受賞。1967年に『火垂るの墓』などで直木賞を受賞し、74年には氏が編集長をしていた雑誌に掲載した『四畳半襖の下張り』がわいせつ文書販売容疑で摘発されると、敢然と法廷闘争を挑む。小沢昭一、永六輔と「中年御三家」を結成して武道館でライブを行い、田中角栄の金権政治を批判して旧新潟3区から出馬するなど、常に時代を挑発し続けた人だった。

 だが、2003年5月に心筋梗塞で倒れてから、夫人との二人三脚が始まった。暘子さんによれば、発症してから、あれだけ好きだった酒とタバコをキッパリやめたという。右手が動かなくなり、夫人に口述筆記をしてもらっていた。議論好きが、しゃべることもかなわなくなってしまった。

「それなのに野坂は、ついに死ぬまで、ひと言も文句や不平不満を口に出しませんでした。どれだけ苦しかっただろうと思います」(暘子さん)

 焼け跡闇市派と称していた野坂氏は最後まで、「戦争について語るために僕は生きているんだ。日本が目の前で崩れていくのが見えるようだ。もっともっと戦争の恐ろしさを伝えていかなくてはいけない」(暘子さん=文春より)と言っていたという。享年85。

 ポストと現代が、ともに来年の予測をやっている。ポストから見出しを見てみよう。「山口組VS神戸山口組抗争勃発!」「自民党&財務省『菅降ろし』クーデター通常国会で」「フジテレビ民放最下位 女子アナが流出」「東芝、シャープ、ソニーが驚愕の大合併」「共産党が『大衆党』に党名変更」「トランプ大統領誕生」などなど。

 現代のほうは「『株価1万5000円割れ、1ドル100円』と読む専門家もいるが、実際のところは」。

 現代によれば、来年夏、来年秋以降を「要警戒」とする声は多いという。

「来夏の選挙以降を、安倍政権が経済政策に関心を失い、安保政策へ傾注し始めれば危険。これまでは日本銀行や年金基金などの公的マネーに支えられてきた面が大きいので、政策転換が意識されれば、日本売りに火がつく。年末には1万6,000円まで売り込まれる事態もあり得る」(BNPパリバ証券日本株チーフストラテジストの丸山俊氏)

「直近の中間決算で日本企業の下方修正が目立ってきたが、企業業績はすでにピークアウトしており、16年度は大幅減益でしょう。春闘も賃上げどころではなく、暗転。日本株は1万4000円くらいまで売り込まれるでしょう」(ミョウジョウ・アセット・マネジメント代表の菊池真氏)

 あまり明るく見ていないようである。現代も、やはりアメリカ大統領選はトランプ有力と見ている。

 ジャーナリストの堀田佳男氏は、こう言う。

「『イスラム教徒は入国禁止』といった発言を連発しても、トランプ氏の支持率は下がるどころか上がり、今や共和党内で40%に達しています。『トランプ支持者は、教育レベルが低い低所得者』とされますが、一概には言えません。というのも、白人のインテリにも『彼の実行力、行動力は認めざるを得ない』と考える人が増えている。アメリカ人にとっては、ビジネスで成功し大富豪になったトランプ氏の、『オレに任せてくれれば、中東和平だってすぐ話をつけてみせる』といった自信満々の発言は、非常に説得力があるのです」

 1980年にも、まさかは起きている。俳優上がりのタレント候補とバカにされていたドナルド・レーガン氏が、現職のジミー・カーター氏を破り、大統領になったことがある。

 巨大地震も心配である。琉球大学名誉教授の木村政昭氏はこう語る。

「みな、南海トラフの心配ばかりしていますけれども、私が2016年に心配している場所は、伊豆諸島周辺です。ここでM8・5の地震が起きると予想しているのです」

 氏が長年の研究から、この超巨大地震がやってくると予想した期間は2012年プラスマイナス5年。つまり17年までとなり、刻一刻とその時が近づいている状況だという。木村氏が続ける。

「とくに震源が東京湾の南東方向だった場合、東京が巨大津波に襲われる可能性がある。これは東京の防災上の弱点とも言えるでしょう」

 来年も、波乱の年になるのだろうか?

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