「出演本数ランキング」3位だけど……大躍進するハライチ・澤部佑の“不安要素”とは?
#お笑い #ハライチ #澤部佑
先ごろ発表された「2015タレント番組出演本数ランキング」(ニホンモニター調べ)で昨年同様、TOKIOの国分太一とバナナマン設楽統が“ワンツーフィニッシュ”を果たしたが、そんな中、大躍進を見せたのが3位にランクインしたハライチの澤部佑。今年は458番組に出演し、『スッキリ!!』(日本テレビ系)のような帯番組に出演する加藤浩次、売れっ子の有吉弘行や坂上忍ら同ランキングの常連を抑えて、昨年の圏外からトップ3に食い込んだのだから、快挙といえる。
「番組タイトル本数ランキングでも、澤部は3位。このランキングは同一番組タイトルが複数回放送されても1本としてカウントされるので、それだけさまざまな番組に出演しており、総合的に露出度が高いということです」(芸能ライター)
ベスト10にランクインした芸人は設楽や加藤、有吉、フットボールアワーの後藤輝基、博多華丸・大吉が40代、オードリーの春日俊彰が30代半ばと、それなりのキャリアを積んだ中堅であるのに対して、澤部はまだ29歳と、若手の部類。20代でこれだけの露出を誇っているのは、極めて異例だ。
「ハライチといえば、相方の岩井勇気のどんなネタ振りにも澤部がボケ倒すというスタイルは評価が高いですが、その澤部の才能は多くの番組で共演する先輩芸人たちにも認められています。先輩芸人からのムチャ振りやイジリに対して次々とアドリブでボケ返していく澤部に、各テレビ局からニーズが殺到するのは当然でしょう。坊主頭でずんぐりした愛嬌のあるビジュアルも嫌みがなく、好感度が高い」(同)
とはいえ、そんな澤部にも不安要素がないわけではない。
「澤部の出演本数の内訳を見ると、澤部個人での出演が392本、ハライチとしての出演が66本と、圧倒的に個人の比率が高い。しかし、設楽や後藤、大吉、春日は、個人とコンビの比率が半々ぐらい。澤部は、ソロとコンビの出演本数のバランスが悪いんです。やはりコンビ芸人はコンビとして人気や評価を得た上で、個人のソロ活動が増えていくというのが正しい順序だと思うんですよ。そう考えると、ハライチが一般層からの人気の浸透度がそれほどない中で、澤部の露出が突出しているというのは、設楽たちと違って人気が盤石なものだとはいえないのでは」(同)
もっとも、澤部人気がハライチを引き上げる可能性だってあり得る。澤部の真価が問われるのは、来年以降の活動だといえそうだ。
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