異性愛者男性の50人に1人が男性とアナルセックス……大阪「エイズ大爆発」はなぜ起こったか
#週刊誌 #元木昌彦 #週刊誌スクープ大賞
文春ではノンフィクション・ライターの常井健一氏が、小泉純一郎元首相のインタビューをやっている。いつものように、現役時代は原発の技術的なことについてわからなかったので、専門家から「廃棄物の捨て場所も十、二十年たてば見つかると言われた。『科学万能』『いずれ放射能は無害化できる』とも聞かされた」が、間違っていることがわかった。だから原発をゼロにしろと大転換した。その道筋は極めてシンプルで、
「安倍総理が原発ゼロでやるって決断すれば、野党だって自民党だって経産省だって反対できませんよ。国民の六、七割もついてくる。こんなチャンスないんだ」(小泉氏)
安倍首相が世論の反対を押し切って成立させた安保法案についても、
「安倍総理の考えは、私とは違うからわからないけど、今国会でないといかんと思ったんでしょう。全部強引に押し切っちゃう。なんか先急いでるね。ブレないところが俺を見習っていると言われるけど、わからんな」(同)
今は読書に音楽、ゴルフをやり、真向法を取り入れた柔軟体操を毎日しているという。
このインタビューの全文は文藝春秋に載っているようだが、言葉の端々から私が感じ取れるのは、幸せな老後を送っている元総理の道楽の一つが「反原発」という運動なのだということだ。
反原発をいっていれば、彼が在任中にやった新自由主義導入で今のような超格差社会を生み出してしまったことや、ブッシュのいいなりにイラク戦争を支持した「罪」を問われないと思っているのではないか。原発や息子・進次郎のことはもういいから、その2点についてどう考えているのか、厳しく問い詰めるべきだと私は思う。
ところで編集長が替わると誌面が変わるという典型的な例が、今週のフライデーである。奥編集長から秋吉敦司編集長に交代した。秋吉編集長は2度目の登板である。
今週の新聞広告の右トップは「成海璃子『年下新恋人にメロメロ』表参道デート撮った!」と「『妻・長谷川京子』も知らないポルノグラフィティ新藤晴一浮気現場」のツートップである。
これまではフライデーらしくない政治ものが右トップにきていたが、私にはこのほうがフライデーらしくていいと思う。
その2本へいく前に、もう1本。26歳の美人女子アナが上司とのダブル不倫で訴えられたという話である。
12月16日、札幌地裁地方裁判所で前代未聞の裁判の、第1回口頭弁論が行われるそうだ。訴状によると、被告はフリーアナウンサーの染井明希子(26)。慶応大学在学中からモデルとして活動していて、12年に北海道文化放送に入社。局アナとして同局の人気番組を担当していた。
彼女が局アナとして活躍していた14年10月頃から、上司との不倫関係が始まったそうだ。
染井アナを訴えたのは件の上司の妻だったAさん(33)。彼女がこういっている。
「回答書には、結婚が破綻した原因が私の言動にあると書かれていました。まったくの事実無根です。いつどこで、私が何と言ったことが破綻につながったのか、裁判で具体的に明示していただきたいと思っています」
Aさんの夫B氏(38)は、彼が担当した番組の多くに染井アナを起用して、染井アナを寵愛していたといわれていたようだ。フライデーは、これが事実ならば、編成マンと局アナの番組私物化、職権濫用が横行していたことになると憤る。
さらに、Aさんを驚かせたのは、染井が昨年5月に結婚していたという「事実」だった。すなわち2人は「不倫」から「ダブル不倫」という関係になったのである。
染井アナはその後、10月頭に解決金として100万円の支払いを提案してきたそうだ。10月26日付の「ご連絡」書面によると、「法的責任はないものの、貴殿に誤解を与える行為に及んだことに対して大変反省しており、謝罪の意味を込めて提示」したとしている。だが、Aさんはこの提案を拒否して、裁判所を舞台に「前代未聞の女の戦い」が始まるそうだ。Aさんが訴えれば、夫Bにも慰謝料請求ができるはずである。女を怒らせたらどれだけ怖いか……私もゾッとしてきた。
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