元アニマル梯団・おさるの“書道家活動”は大丈夫? 片岡鶴太郎、木梨憲武……「お笑い→芸術」の系譜
2015/12/14 12:00
#ビートたけし #木梨憲武
書家 宇都鬼公式サイトより
元アニマル梯団のおさるの書道家活動が話題だ。おさるは、もともと母親が書家であり、幼少期から中学まで書道を習っていた。その縁で7年ほど前から、書道雑誌に連載を持つなど、再び書道への取り組みを始める。その後は書道展に入選するなど頭角を現し、“書家・宇都鬼”を名乗る。ウッキーの読みは芸名にちなんだものであり、芸人活動も継続中だ。
新境地を求めて、芸術方面へシフトする芸人は多い。代表例としては片岡鶴太郎があげられるだろう。
「彼はものまね芸人としてデビューし、80年代には『俺たちひょうきん族』(フジテレビ系)で活躍するなど人気芸人となります。ですが、“今までの自分が嫌になった”と、プロボクサーテストを受験。さらに、俳優活動のほか水墨画、陶芸など芸術方面の活動も始めます。きっかけはドラマで版画家として知られる棟方志功を演じたことによるといわれています」(業界関係者)
鶴太郎に同じく、絵を描く芸人としてはとんねるずの木梨憲武が知られる。個展開催など木梨の芸術志向は、とんねるず解散説の根拠としてたびたびささやかれる。
さらにビートたけしも絵描きとして知られる。自身の絵はヴェネツィア国際映画祭で金獅子賞を受賞した監督作『HANA-BI』にも大胆に取り入られている。
芸人が求める芸術は絵ばかりではない。落語家転身も芸術方面へのシフトといえる。山崎邦正が月亭八方に弟子入りし月亭方正に、世界のナベアツが桂三枝(現・六代桂文枝)に弟子入りし、桂三度となっている。末高斗夢も三遊亭好楽につき三遊亭とむを名乗っている。
中には芸術志向が強すぎて、一時的にせよ芸人そのものを廃業してしまう例もある。
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