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日刊サイゾー トップ > 海外  > 中国火鍋業界で横行する羊肉偽装

価格高騰でいまや“貴族肉”!? 中国火鍋業界で横行する、羊肉偽装の手口とは

fekemeet01肉の産地証明書。今後はこの産地証明書を消費者に公開しなければならない。

 食品問題が頻発する中国で、新たな食肉偽装の手口が明らかとなった。

「大衆網」(11月29日付)が、国内で流通する羊肉の一部に、鴨肉が混合されていると報じたのだ。山東省濟南市内にある火鍋店の店長が、こう告発している。

「中国の羊肉は、一般的に1キロ30元(約570円)で取引されています。もちろん、肉の入っている袋には、100%羊肉であるという意味で【純羊肉】と書かれています。ところが最近は、純羊肉と書かれたものの中に、市場価格より半値ほどの価格で流通しているものが増えてきています。一般的にこのような羊肉の袋の中身は、3分の1が羊肉で、3分の2が鴨のむね肉となっています。店側もそのような混合肉を暗黙の了解で、コスト削減のために購入している」

 また、別の火鍋店の従業員は、混合肉であることを客に気付かれないようにする手口についても証言。それによると、混合肉に羊肉の粉末エキスを振りかけ、さらに防腐剤などを加えることで、味も見た目も純羊肉のように偽装できるのだという。さらに火鍋は香辛料を大量に使用するので、味のカモフラージュがしやすくなるという。

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