1年のうち8カ月は「休日」!? “性交一発3,000万円”で年75億円稼ぐオトコの、華麗なる生活
#競馬 #ディープインパクト
先日の記事で「一発で2,500万円、年間62億5,000万円を稼ぐオトコ」として紹介した、競走馬にして日本競馬史上最高の名馬・種牡馬との呼び声も高いディープインパクト。
一発2,500万円は種牡馬としての種付け料の価格のことだが、2016年度はさらにその種付け料が500万円アップ。「3,000万円」となることが発表された。これは、世界的に見ても最高金額ではないかと思われるほどの価格設定。
走るか走らないかわからない馬のために3,000万円を賭けることは、生産者にとってはまさにギャンブル。一部の生産者は借金をしてこの3,000万円を確保するなど、背水の陣という現実もあるようだ。しかし、誕生した仔馬がケガをして売れなかったり、牝馬であれば3,000万円に届かない価格で取引される可能性もある。
もちろん牡馬(男馬)が誕生し、無事に成長すればその価値は2億円にも3億円にもなって生産者に還元されるわけだから、生産者とすれば「やめられない」という気持ちもわかる。
ディープインパクトの15年度種付け頭数は250頭だったので、仮に16年も同じ頭数を付ければ、その売上は75億円。一発3,000万円で年間75億円を稼ぐとは、まさにオトコのロマンを体現しているといえるだろう。
一般的に、種牡馬としての活動期間は3月から6月頃まで。この時期以外はひたすら放牧で英気を養っており、1年の8カ月は休日、4カ月のみ働くというまさに夢の生活。しかも専属の担当スタッフによって食事は最高級のものが与えられ、寝床となる馬房も万全のケアで清潔に保たれている。まさに楽園で過ごすセレブそのものの生活だ。
ディープインパクトのように競走馬として成功し、種牡馬としても成功する例は非常にまれ。ディープインパクトと同じ三冠馬となり、種牡馬としても2,000万円の種付け料が設定されながら、産駒が活躍せずひっそりと引退したミスターシービーの例もある。また、10万円程度の低額な種付け料でも種牡馬として成功せず、その後行方不明(競馬界での行方不明は馬肉業者行きを指すことが多い)となる種牡馬も少なくない。
一見華やかに見えるサラブレッドの世界も、厳しい現実があるのだ。
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