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日刊サイゾー トップ > 海外  > 韓国人による韓国ディスが止らない!

「ヘル朝鮮」は韓国版・今年の流行語大賞? 韓国人による“韓国ディス”が止らない!! 

「平凡に生きたいという欲を持ってはいけない国」
「義務は山のように多いのに、権利はほとんどない国」
「社会のすべての問題が、自分自身の気の持ちようにかかっているとされる国」
「3流の仮説であるトリクルダウン効果を、国家最高の大学教授たちが15年間も定説のように信じ切っている国」
「社会の矛盾を指摘すると、共産主義者・敗北者の烙印を押される国」
「痛みが、若者の青春になる国」
「右翼と左翼の区別は難しいのに、上下の階級の区別ははっきりしている国」

 かなり辛らつな批判の数々だが、これらはほんの一部にすぎない。言葉が独り歩きする現状に、警鐘を鳴らす識者、文化人が増えている。韓国のリーダー・朴槿恵大統領でさえ、このヘル朝鮮という言葉に代表される国民の悲観論に危機感を抱いているようだ。9月に大統領府で行われた主席秘書官会議の席では「行き過ぎた悲観と批判を脱し、経済体質を変えて第2の跳躍を実現しなければならない」と発言していることからも、そのことがうかがえる。

 ヘル朝鮮という言葉はただの流行語なのか、それとも社会に見捨てられていると感じる国民の悲愴な嘆きなのか――。ひとつの言葉がここまで市民権を得ている現状を見るに、後者であるような気がしてならない。
(取材・文=河鐘基)

最終更新:2016/01/28 12:42
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