刃牙から刃牙へ──! 渋谷莉孔×平直行、緊急対談で継承された“ヤバすぎる”必殺技とは!?
#格闘技 #インタビュー #THE OUTSIDER #渋谷莉孔
渋谷 まだ世間には知られていない危険な「必殺技」みたいなのはありますか?
平 フフフフフ。特別にちょっとだけ教えてあげようかぁ?(ニヤリ)
渋谷 お願いします(笑)。
平 今の団体は、ヒジ打ちOKだよね?
渋谷 はい。
平 じゃあ今度の試合で、こういうヒジ打ちをやってごらんよ。脇を締めて……(以下、企業秘密のため割愛)。
渋谷 おおおおおお! 危ない感じっすね。
平 すごいでしょ? たぶんこれ、将来的には使用禁止になるかもしれない。危なすぎるから。でも今んとこは大丈夫。使い方が普通と違うだけで、ヒジ打ちであることに違いはないから、ダメって言いようがないでしょ。まだ実戦で使ってる選手はいないだろうから、名前を付けて使ってごらんよ。話題になるよ。そのうちルールが変わって、禁止になるかもしれないけどね。だって、下手すりゃ人が死んじゃう技だから。
渋谷 寝技のときも使えますかね?
平 もちろん。こないだの試合、寝技で膠着したときにヒジで攻撃してたけど、あのやり方じゃ効かないよ。
渋谷 ヒジを畳むまでが大変で、相手に力が伝わらなかったですね。
平 肩が稼動しないからでしょ? でもさっき僕が教えたやり方だと、寝てやっても体重が乗るから、何倍も痛いよ。しかも自分がケガをするリスクも少ないんだわ、これ。
渋谷 ついでに寝技のときのヒザの使い方も教えてください。こないだの試合では、サイドポジションでヒザ頭を使って相手の頭を蹴ってみたんですけど、イマイチうまくいかなかったんですよ。
平 あれ、意外と効かないでしょ? 自分のヒザが痛いだけでしょ? 僕だったら、ヒザで蹴るんじゃなく、ヒザを落とすかな。相手の首、もしくは鎖骨を狙って。たぶんそれも禁止になるよ。ヤバイもん。死んじゃうから。
――技術面ではなく、精神面に関する質問はありますか?
渋谷 海外へ試合に行くとき、飛行機で寝れないんですよ。
平 僕、すっげえ寝れるよ(笑)。
渋谷 コツは?
平 ない(笑)。よくよく思い出してみたら、僕もデビュー当初は寝れなかったけど、人間ってのはちゃんと必要量寝ていれば、何日か寝なくても、横になってるだけでも疲れは取れるらしい。それを知ってからは寝れるようになった。
渋谷 何時までに必ず寝るとか、普段から規則正しい生活を心がけたこともあるんですけどね。
平 それがよくないんじゃないかな。人間、寝ないと死ぬけど、寝れないなら寝れないでいいやと思えばそのうち寝れる。「寝れないってことはなんかひらめきがくるんだろうな」とでも思っときゃいいんですよ。案外そういう考え方が、プロにとって大事だよ。ケガをしても、「これはさらなる飛躍のためだ。新たな伝説の始まりだ」って前向きに考えればいいんです。そういう人を見たいんだよ、お客さんって。自分より悩みの大きい人を、わざわざお金払ってまで見たくないでしょ?(笑)「なんであの人あんなにすごいの!」ってのを見たい。演技でもやってればそうなっていきます。自分を演じてそのまんまいけば、やがてそっちが日常になってくるもんです。
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