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凶悪犯罪の真相
名古屋大生殺人事件から1年……止らない「人を、殺してみたかった」という“いびつな願望”の連鎖
2015/12/03 21:00
#本 #凶悪犯罪の真相
「酒鬼薔薇聖斗や静岡のタリウム少女は、マリー(注:書籍内で一橋が少女に与えた仮名)にとってアイドルであった。いったんアイドルに憧れると、もうそれしか見えなくなる。やることは追っ掛けと模倣だから大したことはないが、ことが犯罪、特に殺人となれば、通常ならば躊躇するものだが、マリーはさっさと躊躇を乗り越え、前進してしまうのだ。それが『人を、殺してみたかった』の考え方なのである」
今年8月には北海道で19歳の少年が、今年10月には東京で33歳の男性が、それぞれ殺人の動機として「人を、殺してみたかった」と述べている。彼らの身勝手な好奇心の餌食になるのは、次は私たちかもしれない。
少女の心理を解き明かし、事件の全容を解明しなければ、今後も「人を、殺してみたかった」という動機から行われる殺人がなくなることはないだろう。
(文=萩原雄太[かもめマシーン])
最終更新:2015/12/04 11:22