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日刊サイゾー トップ > 連載・コラム > 週刊誌スクープ大賞  > 「東住吉放火冤罪事件」のその後
週刊誌スクープ大賞

新聞・テレビが絶対に報じない「東住吉放火冤罪事件」の“その後”を追った、新潮の週刊誌魂

motoki1124「週刊朝日」(12/4号、朝日新聞出版)

今週の注目記事
1位「IS戦線 自衛隊員が“戦死”する日」「田原総一朗ギロン堂」(「週刊朝日」12/4号)
  「東京がテロの標的になる日」(「週刊文春」11/26号)
  「パリを硝煙の都に変えた『イスラム国』に次がある!」(「週刊新潮」11/26号)

2位「『道になりたい』のぞき男(28)母が涙の告白」(「週刊文春」11/26号)

3位「平然と嘘を吐く『大阪維新』に何回騙されるのか?」(「週刊新潮」11/26号)

4位「報道機関が身内のセクハラを隠して威丈高な『日テレ』バカ広報」(「週刊新潮」11/26号)

5位「五郎丸のチケットは30分で完売 ディナーショー裏事情」(「週刊朝日」12/4号)

6位「福生『元女性土田芳さん(38)』“デスマスク”損壊変死」(「週刊文春」11/26号)

7位「新聞は一切書かない東住吉放火冤罪『釈放男』が女児に許されざる暴行」(「週刊新潮」11/26号)

8位「朝日が手放しで喜んだ『アウンサン・スー・チー』独裁政権の悪評」(「週刊新潮」11/26号)

9位「まかな、あねら、おはな……ハワイ語で命名ブームの謎」(「週刊朝日」12/4号)

 今週は現代とポストが合併号でお休み。そのため、両誌のSEX記事比べもお休み。

 フランス・パリで起きた大テロ事件のためか、各誌とも低調である。よって、今週も順位なしで並べてみた。

 まずは、朝日の軽い記事から。私はこの手の記事が好きだ。週刊誌はその時代を映す鏡である。こうした“風俗記事”が後々、その時代を振り返るとき役に立つ。

 ハワイ語での命名が流行しているらしい。タレントの木下優樹菜が女の子に「茉叶菜(まかな)」と名付けたそうだ。ハワイ語で大切な贈り物という意味。

 浜崎あゆみの元カレとしても知られる内山麿我は、10月に生まれた女の子に、天使を意味する「愛音來(あねら)」と命名。タレントのはしのえみも10月に出産した女児に、ハワイ語で家族や心の絆という意味を持つ「おはな」と名付けたそうだ。

 なぜ今ハワイ語で命名か? リクルートマーケティングパートナーズによると、2010年以降、ハワイで挙式するブームが顕著になったという。現在、海外挙式の場所としてハワイを選ぶカップルは67%に上り、圧倒的人気だという。

『キラキラネームの大研究』(新潮新書)の著者、伊藤ひとみさんはこう分析する。

「ハワイ語には日本語の響きに共通する面があり、あからさまに外国語を使った感じがしないから、抵抗なく採り入れやすいのでは」

 私もほぼ毎年ハワイに行っている。特に年を取ると、寒い国より暖かいところのほうが、体が緊張しないでリラックスできる。

 ハワイの欠点は食べ物があまりおいしくないことだが、それさえ我慢すれば、海岸でマイタイを飲んで昼寝なんぞは天国である。自分の子どもに、ハワイ語の名前をつけたくなる気持ちはチョッピリわかる。

 軍事独裁政権下で迫害を受けながら雄々しく生き、11月8日に行われた総選挙で圧倒的勝利を勝ち得たミャンマーのアウンサン・スー・チー氏だが、彼女の発言が波紋を呼んでいる。

 先週のニューズウィーク日本版も、氏の「次期大統領にはなんの権限もない」という言葉を取り上げ、「自身は憲法の規定で大統領になれないが、決定はすべて自分が下すと述べた」と書いている。これは、スー・チー氏が外国籍の子どもを持つためだが、彼女のこれまでの労苦や多くのミャンマー市民の支持を得ていることを考えれば、当然の発言だと思うが、新潮も批判的である。

 彼女はこれまで法の支配の重要性を説いてきたのに、大統領を軽んじる発言をするというのでは、また新たな独裁政権になるのではないかと、知識層を中心に危機感が高まっているというのである。

 しかし、ニューズウィークによれば、今回の選挙でも議席の25%は選挙で選ばれない「軍人枠」が確保されているという。よって警察や軍がスー・チー氏が率いるNLD(国民民主連盟)の「言いなりにならないことも容易に想像できる」(ニューズウィーク)のだから、彼女が危機感と強いリーダーシップを持とうという考えは当然ではないだろうか。

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