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プレミア12に視聴率で惨敗! サッカー関係者がいら立つ、ハリルジャパンの「深刻な事態」とは?

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 サッカー2018年W杯ロシア大会アジア2次予選にて、シンガポール、カンボジアに2連勝したサッカー日本代表。大手メディアは「本田圭佑、日本代表初の5試合連続ゴール」「6試合無失点は史上初の快挙!」「日本のピルロ、柏木陽介を発掘」と、バヒド・ハリルホジッチ監督率いる日本代表を称賛している。

 しかしそんな報道に、多くのサッカー関係者たちは眉をひそめている。最も辛らつなのは、元日本代表で、日本サッカー協会公認のS級ライセンスを持つ武田修宏氏だ。東スポWebのコラムにて、「良い選手がいても監督がダメなら機能しない。ハリルホジッチ監督ではアジアはおろか、本大会に出られても勝てない」とバッサリと切り捨てた。


 とはいえ、武田氏やセルジオ越後氏以外から批判的な意見は聞こえてこない。実際に、ハリルホジッチ監督の手腕はどうなのだろうか? サッカー関係者に聞いた。

「批判が出てこないのは、まだよくわからないというのが正直なところかもしれません。現時点では、かなりレベルの低い監督ですが、最終予選までにチームをどのように持っていくかがポイントなので、厳しく批評しづらいのはあります。さらに、大手メディアは毎度おなじみの“煽って盛り上げる手法”ですし、とりあえずはそこに乗っかるしかない」

 だが、そんな“煽って盛り上げる手法”にも陰りが見えている。シンガポール戦の視聴率は13.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)止まり。同時刻中継となった世界野球プレミア12の日本代表×ドミニカ共和国戦の15.4%に負けてしまった。カンボジア戦はプレミアの日本代表戦がなかったため、16.8%を獲得したが、高視聴率の鉄板だったサッカー日本代表ブランドの牙城が野球に崩されてしまった感は否めない。

 この状況に、危機感を募らせているサッカー関係者は多い。というのも、日本代表はオシム監督が率いた07年時にも、10%程度の低視聴率を連発している。その後、オシムは病気を理由に退任となるのだが、「一般層に面白いと思われる試合ができていなかったのは事実です。実際に、日本代表のビジネス側の人たちは、オシムに懐疑的でした。それでもオシムが愛されたのは、サッカー専門誌がバックアップしていたから」(同)だという。ゆえに、オシム解任論は噴出しなかったのだが、ハリルホジッチ監督はそこまでサッカー専門誌のハートをキャッチできていないのが現状だ。

 このまま低視聴率が続けば、関係者からの解任要求にもつながる。低視聴率が、ハリルホジッチ監督の置かれた深刻な事態を物語っている。
(文=TV Journal編集部)

最終更新:2015/11/21 16:00
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