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その陰には、相次ぐ食品問題によって感覚がマヒしてしまった人民たちの姿がある。広東省在住の日本人男性は、こう話す。
「中国人は、もはや虫の混入くらいではまったく驚きません。最近ではむしろ、虫が生きていたということで、『安全性の証し』と捉える向きもあるほどです」
一方で、中国事情に詳しい吉井透氏は、山東テレビの報道自体に懐疑的な姿勢を示す。
「食品への虫混入くらいのホコリは、どこの企業を叩いても出てくる中国では、メディアを帯同した大企業への立ち入り検査は、なんらかの謀略であることが多い。台湾発祥で、現在は天津市に本部を置く康師傳は、2012年の反日暴動の際、日系企業だというデマが流れ、その商品が不買運動と対象にされた。仕掛けたのは。ライバル関係にある即席麺メーカー『統一』だったというのが定説になっています。今回も、統一の仕業ではないかという見方が、ネット上で広がっている」
消費者はいったい、何を信じればいいのだろうか……。