ISに“宣戦布告”! 国際ハッカー集団「アノニマス」の全貌と、そのトンデモ実績
#フランス #テロ #IS
13日、フランスの首都パリで起きた同時多発テロの余波は、いまだ収束を見せていない。18日にもパリ北部郊外のサンドニで、今回のテロ事件に関連するアパートで銃撃戦が勃発し、イスラム過激派とみられる容疑者2名が死亡した。16日時点での死者数は129人、重軽傷者は352人にのぼる。
いまや「世界の敵」となったイスラム過激派組織・IS(イスラミック・ステート)だが、その残虐性と無差別ぶりは世界中を震撼させている。日本を含めた多くの国が標的となる可能性は否定できず、フランスや欧州各国はIS制圧をすべく、今後地上部隊をシリアに派遣することも視野に入れているに違いない。
そんな中、16日、このISのパリ攻撃を受けて、「処罰を免れることはできない」とし、「最大の攻撃を開始する。大規模なサイバー攻撃を覚悟しろ。宣戦は布告された」と“攻撃予告”したある集団があった。それが、国際ハッカー集団「アノニマス」である。
この「アノニマス」の名前と存在を聞いたことがある人もいるかもしれないが、実際にどういった集団なのか、詳細を知らない方も多いのではないか。
「アノニマス(Anonymous)」は“名無し”を意味する形容詞。いくつかのネット掲示板や動画共有サイトで匿名でつながったユーザーたちに集団意識が芽生え、自然発生的にできた「意志の共同体」といえるだろう。
「アノニマス」の活動は、インターネットを駆使したハッキングやクラッキング(システム侵入・破壊)、他にも平和的なデモ活動など、必ずしも統一されているわけではなく、「アノニマス」内で同じ意志を持つ者同士がこの名を名乗ってするようである。
「アノニマス」のメンバーの“本職”は弁護士、医師、エンジニアや警察職員など多岐分野にわたっているようで、メンバーのみが情報交換し合う掲示板でターゲットを見つけていく。そして今回のターゲットがISというわけだ。
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