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日刊サイゾー トップ > 社会 > 政治・経済  > ワタミ凋落の原因は理念?

“トンデモ創業者”ワタミ・渡邊美樹氏 居酒屋事業ピンチで振り返る、著名作家ドン引きの「ブラック理念」

渡邊氏は番組内で、「『それは無理です』って最近の若い人達は言いますけど、たとえ無理なことだろうと、鼻血を出そうがブッ倒れようが、無理やりにでも一週間やらせれば、それは無理じゃなくなるんです」と発言。村上氏は「順序としては『無理だから→途中で止めてしまう』んですよね?」と戸惑いながら返すと「止めさせないんです」と渡邊氏は返す。村上氏が「いや、一週間やったんじゃなく、やらせたって事でしょ。鼻血が出ても倒れても」と質問しても「実際に一週間もやったのだから。『無理』という言葉は嘘だった」と全く引かない。村上氏は最終的に「それこそ僕は無理だなあ」と苦笑する他なかったようだ。

このやり取りは、インターネットを中心に広く拡散され、多くの人々が戦慄した。ワタミが赤字を出してから回復の見込みがないのは、度重なるトンデモ発言を受け、多くの人がソッポを向いた結果といえる。

「近年は外食産業自体の生き残り競争が本当に激しい。その中でチェーンとなれば“企業”のため、どうしても社員の労働時間や環境が重要視され、コンプライアンスも厳しい目で見られる。個人経営であれば経営者の時間などの裁量の幅が広いので、今後はこちらが有利になるのでは。渡邊氏は結局、売上を上げるために『過剰労働』という答えしか導き出せなかった。現在は政治家として経営の一線は退いているようですが、身を退いてすぐに経営が傾いたのを見ても、やはり後進を育てられない“ワンマン”だったということでしょう」(同)

 経営不振脱却のため、今後はインバウンド(訪日外国人)消費獲得に力を注ぐというワタミだが、インバウンドというのも随分と前から叫ばれているため、後手後手に回っているようにしか感じられない。

最終更新:2015/11/17 23:00
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