プロ野球・巨人が“野球賭博問題”の幕引きを急いだワケと、表に出なかった有望選手「X」とは?
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強引な幕引きだ。プロ野球界を揺るがせた野球賭博問題。コミッショナーが10日出した結論は、福田聡志、笠原将生、松本竜也の巨人3投手の無期の失格処分だった。
野球協約で、無期の失格処分は永久失格処分(永久追放)の次に重い処分。無期失格選手は最低5年間は処分が解除されず、事実上選手生命が絶たれた形だ。
調査の過程では、3選手の隠蔽工作も明らかになった。
報告書によると、3投手は野球賭博が発覚しそうになった際、携帯電話から野球賭博のやり取りのメールを削除。野球賭博に誘った飲食店経営の男性と相談するなどし「賭けていたのは食事だった」「復元されたメールに金銭の記載があるとしても、それは冗談を言い合っていた」などと口裏を合わせていた。
これにスポーツ紙記者は「かなり悪質。巨人では賭け事が常習化しており、賭けトランプや賭け麻雀に参加していた人数は十数人にのぼる。ところが、球団はその十数名の実名は公表せず……。福田ら3投手に責任をなすりつけて強引に幕引きを図った感は否めない」と話す。
事実、週刊誌界隈では「本当はもう1人処分されてもいい選手がいるんだけど……」という声もチラホラ。
この選手を仮に「X」としよう。
Xは、ほかの3選手と違い、今年の1軍出場経験があり「ポジションも手薄なことから、来年以降も重宝されるであろう選手」(野球担当記者)という。
週刊誌デスクは「実はXは、あとから名前の出た松本と同じタイミングで報じられてもおかしくなかった。我々の取材の感触からして、限りなくクロに近い。ところが表に出たのは“問題児”として名高い松本だけ。裏では読売が『Xはご勘弁を』と当局に働きかけがあったとウワサされている。処分された3選手は仮に来季を迎えたとしても実力的に1軍登録は絶望的。早い話が、遅かれ早かれ戦力外の選手だった」と明かす。
このまま一件落着で終わってしまうのか――。
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