『ワイドナショー』が『サンジャポ』猛追! 松本人志の注目高まるも、“価値”はどんどん下降して……
#松本人志 #フジテレビ #ビートたけし #視聴率 #サンデージャポン
毎週の放送終了後、ほぼ確実にネット掲示板やネットニュースで取り上げられるテレビ番組といえば、日曜朝10時から放送される『ワイドナショー』(フジテレビ系)と『サンデー・ジャポン』(TBS系)だ。
これまで、同時間帯は『サンデー・ジャポン』の独壇場であったが、ここへきて『ワイドナショー』が激しく猛追。バラエティ色が強い『サンジャポ』と、じっくりとゲストの話を聞く『ワイドナショー』は番組形態も異なり、視聴者の趣味も別れるところだが……。
「『サンジャポ』は、前時間帯の『サンデーモーニング』(同)が『嫌いなテレビ番組ランキング』で1位になった影響や、『ただうるさいだけ』という評価も多く、最近は敬遠する人も増えてきています。その中で、ビートたけしや長渕剛など豪華ゲストが、メインコメンテーターである松本人志と本音トークを繰り広げる『ワイドナショー』の価値が、相対的に上がっているということでは?」(芸能記者)
ただ、『ワイドナショー』も、それこそビートたけしなどの目の覚めるようなゲストが毎回出演するわけではない。それでも『サンジャポ』を追い落とす勢いなのは、やはり一つ一つの言動が取り上げられ、そのたびに称賛やバッシングにさらされる松本人志への注目度によるものだろう。
「8日の放送で、松本は映画監督の紀里谷和明氏と映画に関するトークを展開。その中で『ハリウッドは、テレビでいうところのゴールデンタイムの一番人気のあるテレビ局の番組作りに似てる』とした上で、『たくさんの人に観てもらって視聴率も上げて、満足度もそこそこ稼がないといけない』とテレビ業界の法則と似ていると指摘。そして、『僕はもうテレビ埼玉でいいかな』と結論づけた。ネット上では『くそ映画撮っておいてハリウッド映画批判』『お前はもう撮るな』と辛らつなコメントで溢れました。ただ、こういった発言と周囲の反応が、媒体を問わず各メディアに取り上げられ、注目されるんです。これがフジの狙いなのか松本の狙いなのかは定かではありませんが、現状は功を奏しているといえるでしょう」(同)
最近では“炎上有名人”としての地位を確立している松本。同放送では、元ライブドア社長・堀江貴文氏の「センスのある寿司職人は悠長な修行はしない」発言に対し「正論だけどモヤモヤする」と持論を展開し批判されるなど、今や松本が意見を述べれば何かが起こる、という状態だ。この現状が『ワイドナショー』の好調を後押ししているということか。
ただ、この『ワイドナショー』によって“芸人”松本としての価値が上がっているかは謎だ。今の松本は、芸ではなくネットを意識した単なる“発言”が注目されているにすぎない。これを松本がわざとやっているなら問題ないが、無理やりにでも視聴率を獲得しようとするテレビ局の思惑が中心だとすれば、彼の価値がこの番組によって擦り減ってしまう可能性も否定できないのではないか。
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