お笑い芸人、有名女医、格闘家……芸能界をドン底に突き落とす診療詐欺事件と暴力団の闇
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ある格闘技関係者からは「バイトしながら試合をしている貧乏格闘家に片っ端から声をかけていた元格闘家の興行主催者がいる」という話だが、この主催者は周囲に「犯罪だと知らなかった」と言っているという。
そして、この事件において早くから関与がウワサされてきたのが、テレビに多数出演して「年収数千万円」を自慢していたバブリーな女医で、一部スポーツ紙が名前を伏せて報道。前出の番組スタッフによると「局は彼女をブラックリスト入りさせていて、夏ごろに出演オファーをしないよう通達があった」という。女医はブログやTwitterを何事もなく更新しているが、最近は患者との金銭トラブルや経営していたクリニックの閉院のウワサが持ち上がっていた。
今回の事件は暴力団組織も関わった大掛かりなものとあって、捜査も暴力団担当の警視庁組織犯罪対策4課が担当しているが「大規模なので順を追って逮捕していく」と捜査関係者が今後続々と逮捕者が出ることをほのめかしている。
「診療報酬の詐欺は健康保険の制度を悪用した社会的悪影響の大きなものだから中途半端に捜査が打ち切られることは絶対ない。隅々までやれと警視庁から言われている」(捜査関係者)
それだけに、少しでも関与していたタレントやアスリートにとってはただごとではない。「万一、関与が発覚した場合、その度合いに関係なくこの業界にはいられなくなると思う」と芸能プロ関係者。
「前にネットオークションの嘘の落札情報を書きこんだペニオク詐欺があったとき、一部タレントが『詳しい仕組みを知らずに協力してしまった』と言い逃れをしたけど、今回はそれが通用しないほど重い問題。事情を知らなかったと言って警察に逮捕されなかったとしても仕事は一切なくなると思った方がいい」
想像以上に広がりを見せる可能性があるこの事件、たとえブログで平静を装っていても、その更新がストップするのは時間の問題かもしれない。
(文=片岡亮)
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