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週刊誌スクープ大賞

早稲田大学で相次ぐ“エロ”教授のセクハラ ゼミ生に「君の滴がほしい! 飲み干したい!」

 今週の「米軍基地の思いやり予算 こんなものまで日本持ち!?」という記事がなくてもいいとは言わないが、写真誌ならではのスクープを見たい。部数が減り続けて張り込みに注ぎ込むカネがないのだろうが、このままではこれまで培ってきた張り込みのスキルも消えてしまうのではないか。

 芸能だけではなく、政治家や権力者の心胆を寒からしめる写真を撮る努力を普段からしていなければ、情報は入ってこない。かつては小渕恵三元総理が突然脳梗塞で倒れたとき、自民党の長老たちは談合して小渕が「次は森喜朗だ」と言ったとして、言いなりになる森を総理に担ぎ上げてしまったことがあった。

 だが、後日フライデーは小渕の病室の写真を公開し、小渕がそんなことを言える状態ではなかったことを知らしめた。残念ながら出す時期が遅かったため、森総理誕生を阻止することはできなかったが、見事なスクープであった。フライデーの発奮を期待したい。

スパイ容疑をかけられ中国で拘束されている日本人は、上海で東京都内にある日本語学校幹部の50代女性が拘束されていることが新たにわかり、計4人になった。

 しかし、このことがわかった時点で菅義偉官房長官が「我が国はそうしたことは(スパイ活動など=筆者注)絶対していない」と完全否定したことで、官邸が動くわけにいかなくなった。これは「重大な“初動ミス”であった」と文春は批判している。これが9位。

 文春が取材したところ、3人は比較的穏やかな拘束状態にあるようだが、「日本の情報機関の元職員」と文春が報じた1人は、「椅子に拘束され、何人もの男たちから激しい罵声を耳元で長時間、浴びせかけられ」(文春)、相当厳しい状態に置かれているという。彼らの安否や救出策を外務省任せにしておいてはいけないこと、言うまでもない。11月1日に日中韓首脳会談があったが、そこで安倍首相は強くそのことを求めるべきだったのに、報道を見る限り、それについて話し合った様子はない。

 やはり文春が、ジャーナリストの後藤健二さんらがISに誘拐され殺されたとき、ヨルダンの対策本部で陣頭指揮を執って名を知られた、中山泰秀前外務副大臣(45)が女性をグランドハイアット東京へ連れ込んだ「不倫」の一夜を激写している。お暇な方は、買ってお読みください。

 もはや取り上げるのさえ躊躇する橋下徹大阪市長だが、新潮によれば、このところの維新の党のゴタゴタは、橋下が騒動元ではなく、松井一郎府知事が独走して、橋下はそれに振り回されただけだというのである。

 騒動の内容には今さら触れないが、東京から見ていると橋下の下に松井がいるように思えるのだが、そうではないという。維新の党の関係者がこう語る。

「あれだけ人に噛みつく橋下さんですが、松井さんとはずっと“蜜月”を保ってきました。一弁護士だった自分を知事、市長、国政政党の代表へとステップアップさせてくれた松井さんには頭が上がらない。それに加えて、12月18日で橋下さんはひとまず“引退”するという“負い目”もある」

 党の分裂から政党交付金をめぐっての醜い争いなど、政党の体をなしていないと思われるが、11月22日の大阪府知事&大阪市長ダブル選挙を前にして、大阪都構想賛成が47%で、反対33%を上回ったという朝日新聞の気になる報道があった。

 今度の選挙で橋下が息を吹き返せば、また同じようなことが繰り返されるだろう。困ったものだと思うのは、私だけだろうか。

 お次は現代の「日本で1番早い2016年景気と経済大予測」。こうした見出しがある。「株価は8月に一気に1万5000円を割る」「円は1ドル100円台に」「中国経済はどんどん悪くなる」。しかるしこうして「消費税10%は結局、導入できない」ことになるというのだ。要は、アベノミクスが完全に失敗したということである。

 三菱UFJリサーチ&コンサルティングの調査部長、鈴木明彦氏がこう解説している。

「日本の景気回復は前回の消費増税があった14年春に終了していたというのが、私の見方です。増税に加えて、さらに根源的な問題として輸出が伸びていません。輸出競争力の低下に海外景気の減速も加わり、円安で輸出金額が増えても輸出数量は増えない。これでは景気回復のエンジンが動くはずがない」

 元財務官僚で嘉悦大学教授の高橋洋一氏も、消費増税は現実的には不可能だと見ている。

「打つ手と言えば、日銀が向こう3カ月くらいで若干の金融緩和を行い、政府が年明けに景気対策の補正予算を組むくらいしかない。それですぐさま物価が上昇したり、実感できるほど景気が回復したりすることはないでしょう」

 安倍政権は、お先真っ暗なのである。そこで仕方なく日中韓の首脳会談に行かざるを得なくなり、李首相にガツーンといわれても下を向くしかなかったのだ。安倍の打つ手は消費税10%を止めるしかない。そうすれば党内や官僚たちから批判が噴き出し、政権は末期症状を呈するようになるはずだ。

 さて、巨人軍は高橋由伸新監督が船出した。だが、新たに1人加わり、3人になった野球賭博問題が高橋の前途を暗く覆っている。福田聡志投手(32)、笠原将生投手(24)、もう一人は、11年にドラフト1位指名を受けた期待の左腕、松本竜也投手(22)である。

 そろって投手ばかりというのはなぜだろう? 野球賭博をやっていたのだから暴力団との付き合いが出てくるのは当然だろうが、新潮は福田が昨年12月27日にあった高校野球部の忘年会で聞き捨てならないことを言っていたと報じている。

 福田は和歌山県立伊都高校の卒業生で、そのときは20人ぐらいが集まったという。参加したOBがこう話す。

「福田がいきなり、“なにか困ったことがあったら言うてください”と口を挟んできたんや。それから“いくらでも弘道会、動かせますよ”」

 久しぶりの同窓会で、酒に酔ったヨタ話ではなかった。スマホを取り出し、弘道会幹部の電話番号だと自慢げに見せたそうだ。その時、福田が漏らした幹部の名前は、新潮の調べでは確かに弘道会のナンバー2の若頭にいるそうだ。
 
 警視庁詰めの記者が、こう解説する。

「捜査が進展すれば、巨人軍と山口組の密接交際が露見したり、他の選手に事件が飛び火するのもあり得ないことではありません」

 第2のプロ野球の黒い霧事件に発展すれば、高橋新監督の来季は真っ暗闇になることであろう。それでなくても史上最弱の巨人が最下位に沈む確率は、長嶋茂雄が監督1年目に最下位になったときより、はるかに高いのだから。

 第5位。テレビアニメ『ドラえもん』(テレビ朝日系)の声を26年間演じてきた女優・大山のぶ代(82歳)が認知症になってしまったが、彼女の夫で俳優の砂川啓介(78歳)は、彼女の介護で大変なようだ。

砂川が上梓した『娘になった妻、のぶ代へ――大山のぶ代「認知症」介護日記』(双葉社)には、入浴以上に砂川の頭を悩ませるトイレの問題がこう書かれている。

「ある夜、2階に上がろうとすると階段の踊り場に黒いものが点々と落ちていた。ゴミ屑か何かだろう。思い切り踏んづけたその瞬間『グニャリ』とした感触が足元を襲った。ん? これはゴミじゃない。よくよく見ると、なんと人間の大便ではないか。すぐに、ペコがしてしまったのだろう……と理解できた」

 だが、本人は「知らないわよ、あたしじゃないもの!」と言って、まったく覚えていない。もしかして粗相をしてしまったのかもと、顧みようとするそぶりさえないという。

 砂川は、床についた便をふき取りながら「いったい何をやっているんだ俺は……。こんなことが毎日続くのだろうか」と、自問自答を繰り返したそうである。

 そんな砂川を救ったのは、60年来の親友である俳優の毒蝮三太夫だった。奥さんの病状を公表したほうがいいと、アドバイスをしたのだ。

「公表したことで『もう皆に嘘をつかなくていい』という安堵感と同時に、カミさんの認知症を素直に受け入れられたように思う」と書いている。

 立命館大学教授で男性介護ネット事務局長の津止正敏氏も、こう語る。

「男性介護者は、SOSを出すのが苦手なんです。世間体を気にして、誰にも相談せずに、自分一人で頑張る『隠れ介護』に陥る傾向が強い。目標を立てて何とか治そうと介護をする男性が多いのですが、介護は必ずしも結果が出るものではありません。それに絶望して不幸な結末を迎えてしまうケースが後を絶たない。介護殺人や無理心中などの7割が男性なのもそのためです。最悪の結果を招かないためにも、介護は劇的に治すものじゃなくて、『ゆっくりと向き合うもの』だと、気づくことが重要です」

 砂川は、長年触れ合わなかった夫婦だったのに、結婚から半世紀を経た今になって、毎晩、ギュッと夫婦で抱きしめ合うようになったという。

 老老介護、それも片割れが認知症になったらと思うと、他人事ではない。こっちが認知症になってしまえばいいとは思うが、カミさんはオレの面倒を見てくれるだろうか。

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