『下町ロケット』『遺産争族』に高視聴率の期待感 好調な出足の秋ドラマ初回総まとめ
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他のドラマも、ほとんどが2ケタ発進したが、いきなり1ケタでスタートとなったのは『オトナ女子』と『結婚式の前日に』の2作。
初回9.9%だった『オトナ女子』は、第2話で9.2%と下げており、先行きが暗い。初回は篠原涼子と友情出演の斎藤工とのキスシーンからスタート。第2話でも、のっけから篠原が胸の谷間を強調。ベッドシーンなど過激な描写も多いため、家族そろっての視聴はつらいところ。ターゲットとしているのは、30~40代の独身女性であろうが、ネット上では「美しすぎて、私生活でも満たされている篠原が結婚できない40歳との設定が非現実的」との声もチラホラで、共感が得られにくいようだ。フジとしては、同じ篠原主演の『ラスト・シンデレラ』(13年4月期/全話平均15.2%)同様、平均15%前後を狙っていたと思われるが、大きく目算が外れてしまった。せめて、平均1ケタ台は回避したいところだろう。
1作だけドツボにはまってしまったのが、『結婚式の前日に』だ。主役の香里奈は、昨年3月、あられもない大股開き画像が写真週刊誌に流出し、一時休業を余儀なくされていた。香里奈にとっては、約2年ぶりの連ドラ出演、主演となると『私が恋愛できない理由』(11年10月期/フジテレビ系)以来4年ぶりとなったが、騒動によるイメージダウンは大きく、払拭できていなかったようだ。
ストーリー自体はしっかりしたもので、婚約者役の鈴木亮平を始め、遠藤憲一、江波杏子らの脇役陣も好演しているが、視聴率には結びつかず。初回7.7%→第2話4.6%と早くも5%割れで、苦戦は必至。この状況が続けば、打ち切りもありそうだ。
局別に見ると、『ドクターX~』が放送されていたこともあり、例年、10月期はテレ朝が高視聴率を獲っていた。シリーズモノの『相棒』『科捜研の女』は安定した視聴率を記録する可能性が高いだけに、『遺産争族』がどこまで数字を伸ばせるかがポイント。
ドラマ別では、好調なスタートを切った『下町ロケット』が、どこまで上げてくるかが焦点になりそう。
いずれにせよ、どのドラマも始まったばかりで、今後大逆転があるかも?
(文=黒田五郎)
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