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ソウル爆破テロ予告に、相次ぐ戦闘員志願者……ISに加担する韓国人が増えている?

korean1027ネット上で出回っている、IS戦闘員の遺品写真

 日本では、一時ほど話題になっていないイスラム国(IS)。しかし、彼らの勢力が確実にアジアにも及んでいることがわかった。韓国国家情報院が10月20日に明かしたところによると、ISを支持する外国人5人が爆弾の原料・硝酸アンモニウムを韓国に持ち込もうとして、摘発される事件があったという。正確な時期は不明だが、与党・セヌリ党の議員らは現在、「(韓国は)テロ安全地帯ではない」として警戒心を強めている。

 特に25日には、ISの関連組織がソウル江南のショッピングセンター「COEX」を爆破するという情報が飛び交い、警察の機動隊が動員されるなど、辺りは騒然とした。ISのテロ活動は主にアメリカやヨーロッパで行われることが多いが、あくまで対象は「アメリカの友好国」。ISの“国境なきテロ”の手は、韓国にまで伸びているのだ。

 国家情報院は同日、さらに興味深い情報を明かしている。ISに加担しようとした韓国人2人を出国禁止にして、パスポートを取り消したというのだ。

 実際にISに合流したとされる人物としては、18歳のキム君(本名非公開)が知られている(参照記事)。彼は今年1月、トルコ南中部の県都キリスから違法タクシーに乗って、シリアへ越境。2014年9月頃からTwitterに「僕はフェミニストを憎む。だからISISが好きだ」などというメッセージを残しており、シリアに越境後、ISに入って訓練を受けていたとされていた。しかし、国家情報院は「5月末までは行方を追跡できたが、それ以降は途絶えた。現在どんな状態なのか、詳しくはわからない」と明かし、生死すら確認されていないといわれている。
 
 キム君や出国禁止となった2人と同じように、ISに合流しようとする韓国人は少なくないという見方もある。

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