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日刊サイゾー トップ > エンタメ > スポーツ  > 高橋由伸 球団に翻弄される半生

巨人・高橋由伸は監督就任を断れない!? “球団”と“カネ”に翻弄され続けるその半生とは……

takahashi.jpg読売巨人軍公式サイト

 20日、プロ野球・巨人の高橋由伸外野手兼任コーチが、球団から正式に次期監督の要請を受けた。都内ホテルで約50分間、久保博球団社長と堤辰佳GMとの初交渉に臨んだ高橋は「来季の監督を、という要請です」「引き受けるなら(選手)兼任はないと思います」とはっきりとした口調で答えた。現状は保留だが、受託するなら専任監督になる意思を語っている。

 だが、高橋はシリーズ全日程が終了した17日の時点で、“選手”として来季に向けて気持ちを切り替えていたという。今年は代打での打率が3割9分5厘とその勝負強さを発揮。40歳となった現在でも「まだまだできる!」と本人も、そして由伸ファンも思ったことだろう。その中での「監督要請」に戸惑いを感じないはずがない。「大変光栄な話」と本人は発言しているが、その胸中はどうか……。

「球団は兼任監督を許してはくれないでしょう。これは選手としての“クビ宣告”に等しい。本人と由伸ファンにとっては酷な一日となってしまいました。ですが、恐らく由伸は球団の要請を受ける可能性は大きいと見ています。今シーズンの巨人は、原辰徳氏が通算13年率いたチームの中でも1、2に力強さがなかった。その中での監督要請を、責任感の強い彼は重く受け止めているに違いありません。ただ、師匠の長嶋茂雄終身名誉監督からの『高橋くんしかいない』なんて重すぎるコメントをひろってきたり、決定でもないのにマスコミに大々的に伝えるなど、球団のやり方が強引すぎる点はさすがにかわいそう」(スポーツ関係者)

「球界の顔」である巨人軍の監督受託は重い決断だが、高橋の性格と躍起になる球団の状況を考えれば、断る選択肢はほぼないということか。ただ、過去の例を見れば“抜け道”がないわけではない。

 1994年、西武ライオンズの石毛宏典が監督就任を球団から打診されるも拒否し福岡ダイエー(当時)に移籍して現役を続行したように、「他球団移籍」によって選手としての道を選んだ例もある。高橋がこの道を選ぶ可能性はないのだろうかと関係者に問うたが、「彼と巨人の“関係”を考えれば、その選択もまずないだろう」と即答されてしまった。

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