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日刊サイゾー トップ > カルチャー  > 白熱する作家たちの「おっぱい愛」とは
【写真家・伴田良輔×詩人・谷川俊太郎】

巨大おっぱいパネルに、おっぱいポエム……白熱する作家たちの「おっぱい愛」とは

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 合間にも、2人のおっぱいに対するトークが繰り広げられるが、中でも「巨乳とか貧乳とかの言葉で、おっぱいをひとまとめにしたくない。できることなら一つ一つに呼び名を与えたい。自分は今まで一度も、女性におっぱいのサイズを尋ねたことがない。見たおっぱいを、そのまま受け止めたい」という伴田氏の言葉には、観客も大きくうなずいていた。

 そしてイベント終盤は、おっぱい写真のスライドをバックに伴田氏お手製の打楽器で、両氏によるジャムセッションが行われた。ほのぼのとした音と、柔らかなおっぱいのコラボレーションが、イベントの締めくくりを飾った。

 一見セクシャルなおっぱい。しかし、それを突き詰めていけばアートとなる。そして、そんなアートとして極限まで追求されたおっぱい写真を前に、おっぱいについて語り合う大人たち。彼らをマジメに見守る観客たち。

 なんと痛快な、そしてなんと平和な光景だろうか。

 おっぱいの持つ包容力と優しさに包まれているような、気恥ずかしさと穏やかな空気漂うイベントであった。

最終更新:2015/10/22 18:24
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