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日刊サイゾー トップ > エンタメ > テレビ  > 『感謝祭』クオリティ低下のワケ

TBS恒例の“お祭り番組”『オールスター感謝祭』のクオリティー低下は、なぜ起こったのか

「やはり、規模縮小の背景には予算減という事情があるでしょう。14年春の放送では、休憩時間に出される食事が“サンドイッチと水のみ”だったことも話題となりました。予算がないから番組の規模が縮小され、結果、見栄えがチープになるという悪循環に陥っていますね」(同)

 毎回話題となっていた、ビートたけしによる乱入コーナーも、13年秋の第45回を最後に行われていない。たけしに同調するように、予定調和の場を引っかき回していた爆笑問題・太田光の出演は、今回もなかった。相方である田中裕二と山口もえの結婚発表前夜であっただけに、ひと暴れを期待した視聴者も多かったのではないだろうか。

 結果、視聴率は12.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と伸び悩んだ。裏番組の『めちゃイケスペシャル』は11.9%であり、辛勝となったが、“お祭り番組”としては物足りない数字であることはいうまでもない。『オールスター感謝祭』のクオリティー低下は、芸能界、テレビ業界の暗い未来を映し出しているのかもしれない。
(文=平田宏利)

最終更新:2015/10/10 11:00
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