合理的な中国人に“超大型お見合いパーティー”大ウケも、ビンボー男に用はなし!?
2015/10/11 18:00
#中国 #東アジアニュース
9月に山東省で行われたお見合いパーティー。婚活者よりも家族のほうが多い気が……。
富豪男性による、大掛かりな“花嫁オーディション”から、結婚適齢期の子どもを持つ親が毎週日曜日に公園に集まって行われる「代理お見合い」まで、さまざまな形態の婚活イベントが開催されている中国。そんな婚活業界に、新たな潮流が巻き起こっている。
だだっ広い広場に設けられたステージの前に集う、大勢の老若男女。一見すると祭りか何かのようだが、これは9月に山東省★沢市(★=草かんむりに河)で行われ、数千人が参加したという超大型お見合いパーティーの模様だ。もともとは、20代の男女が参加するパーティーであったはずだが、実際には参加者の親や家族も駆けつけ、会場の座席やテーブルは彼らに占領されてしまった(「新浪新聞網」より)。
浙江省で8月に行われた婚活パーティーでは、女性がメイクを落とし、スッピンを披露するというコーナーも。
同様のイベントは、浙江省杭州市や江蘇省南京市などでも開催されており、お見合いパーティーの巨大化はひとつのムーブメントとなりつつある。
その背景について、中国在住フリーライターの吉井透氏はこう話す。
「婚活においても、中国人はどこまでも合理的。ヘタな鉄砲じゃないですが、できるだけ多くの人と一度に会ったほうが、理想に近い人物とマッチングできる可能性が高いと、男女ともに考えています。大型お見合いパーティーは、そんなニーズをくみ取って流行している」
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