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日刊サイゾー トップ > エンタメ > テレビ  > 「衝撃映像」番組に物申す!
徒然ライター清水巴の「ゴロ寝テレビ」

スタッフの手抜き感は否めない!? バラエティ番組でおなじみの「衝撃映像!」「爆笑動物」に物申す!

tvimage1002.jpgイメージ画像(動物動画サイト「どうぶつの窓」より)

 1~2年前から思っていることだが、最近のバラエティ番組って、ちょっとネットに頼りすぎていないか。タイトルの頭に「衝撃映像!」とか「爆笑動物」なんて付いているのは、大型動画サイトから引っ張ってきたものをジャンル別に流して、出演タレントにコメントさせるだけの番組ばかり。「爆笑動物」シリーズで、“置いてあるキュウリに驚き、跳び上がる猫”の動画なんて、ここ1カ月の間に3つの番組で見たぞ。あと“親猫の動きを、つたない仕草で真似る子猫”動画もだ。ちなみに、この2つは同じ動物動画サイトからの引用。動物ものは、いつもほぼ同じサイトからだし、動画がアップされた日付は何年も前でも、テレビでは最近のことのように流される。

 そして動画以外では、「話題の○○」という時のネタ元がだいたいネット。ネット経由とはいえ、話題になっていることは確かだし、これは仕方ないのかもしれないけど、ネットで話題の場所とかアイテムを実際に見に行って「ホントだー。人がいっぱいですねー!」という確認だけでOKにする番組制作方法って、どうよ? そもそも、ネットがなかった時代って、こういう話題はネタをどうやって仕入れていたの? ということで、番組制作会社の人に話を聞いてみた。

「街頭アンケートをしていた」
「若いバイトからネタを仕入れていた」
「トレンディリサーチ会社から話題を買っていた」

 ちょっとお手軽な感じはするけど、それでいいじゃないですか。

「でも時間もお金もかかるから、ネットで集めたほうが合理的ですよ」

 確かに。でもだから、どの局も同じような内容になっている気がする。しかもネットの話題って、間違っていることも多い。

「たとえば“今、○○が話題”というネタがネットに上がっているとする。実はごく一部でしか話題になっていないものでも、それがテレビで放送されれば、すぐに“本当に話題のもの”になるんですよ」

 つまり、たくさんの人が視聴するテレビで放送されれば、一気にメジャーというわけらしい。いいのか? それで。

「でも、本当にそのあと話題になるんだから、いいじゃないですか。ウソを言っているわけじゃないです」

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