事務所とモメすぎた演歌歌手・福田こうへい、3年連続『紅白』出場は絶望的に
#演歌
演歌歌手の福田こうへいが、前所属事務所「オフィスK」から、契約違反などを理由に損害賠償を求められている民事訴訟の弁論準備手続きが先月18日、東京地裁で行われ、和解不成立となったことを各スポーツ紙が報じた。
福田が、同社から1億100万円の損害賠償を求められている、この裁判。各紙によると、原告、被告ともに和解に向けた協議を進めており、同日にも和解成立とみられていたが、合意には至らず。もともと、同社は損害賠償を求め、東京地裁に2度提訴しており、最初は昨年、専属契約中に事務所の把握していない仕事を勝手に進めたとし、失った信頼や損害の対価は100万円と主張。さらに今年に入り「契約書による専属契約は14年までだったが、15年も働く約束を口頭でしている」と主張して、1億円を求めて再提訴。2件の併合審理となっていた。
このため、年内にも双方の証人尋問が行われ、被告側は福田が初出廷する見込みだが、判決は年を越す公算が高まったというのだ。
「問題が勃発したのは、昨年の『NHK紅白歌合戦』前。もともと、福田が民謡歌手時代からタニマチ的存在だった、岩手の実業家が『南部蝉しぐれ』のロングヒットで一気にブレークした福田を囲い込もうと画策した。福田が全国的にブレークしたのは『オフィスK』のおかげなのに、窓口が2つある状態になり、仕事もダブルブッキングが多発。そのうち、タニマチのほうの仕事を優先するようになり、『オフィスK』はついに堪忍袋の緒が切れて提訴した」(音楽関係者)
それでも現在、福田はコンサートツアーを開催中で、すでに来年までの日程が決定。活動自体には影響がないように思えるが、訴訟を抱えている上に、“演歌枠”の問題で『紅白』出場の可能性はなさそうだというのだ。
「『南部』に続くヒット曲が出ておらず、2年連続出場となった昨年は縁もゆかりもない故・三波春夫さんの『東京五輪音頭』を歌わされた。もともと『紅白』の演歌枠は少ないが、今年は“芸能界のドン”こと周防郁雄社長が率いるバーニングプロが、特技のけん玉でブレーク中の演歌歌手・三山ひろしを猛プッシュ。三山は2月発売の『お岩木山』が出荷10万枚を突破するなどノリにノッているため、出場内定といわれている。もはや、紅白に福田の出番はない」(レコード会社関係者)
福田本人も自分が置かれた厳しい立場を自覚しているはずだが、前事務所との“電撃和解”はなさそうだ。
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