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日刊サイゾー トップ > インタビュー  > 瓜田が怪気炎も、路上で急襲され…

酒鬼薔薇『絶歌』を絶対に許さない“元アウトローのカリスマ”瓜田純士、新刊発売で怪気炎も路上で急襲される

――そのスピード感は、いつどこで養われたのでしょう?

瓜田 ヤクザ時代だと思います。切った張ったの世界にいると、「今日という日を逃したら、明日はないかもしれない」という危機感とスピード感が自然と身に付く。実際、いつどこで何があるかわかったもんじゃないですよ。このあと店を出たところで車にひかれて、すべてがオシマイになる可能性だってあるわけですから。

* * *

 その言葉を裏付けるような出来事が、直後に起きたから驚いた。取材を終え、瓜田、麗子夫人、宇佐美氏、記者の一行が店を出た途端、どこからともなく現れた酩酊状態の外国人男性が、「ハウッ…ハウッ…ハウッ…ガルルルル!」と獣のようなうなり声を上げながら、瓜田に襲いかかってきたのである。その突然すぎる敵の登場は、まるで『龍が如く』や『バイオハザード』のようであった。

 外国人は目を見開き、歯をムキ出しにしたまま獅子舞のように顔を踊らせ、文字通り瓜田にかみつこうとする。宇佐美氏と記者が間に入って制止しようとするが、筋肉質な外国人はそれを弾き飛ばしながら、瓜田目がけてなおも突進。その尋常ならざる目付きや行動から察するに、おそらく危険ドラッグの影響で攻撃性が増し、錯乱状態になっているようだ。

 最初のうちは相手を諭すように、冷静に対応していた瓜田。だが、外国人の指が瓜田のネックレスにかかり、そのチェーンが切れると表情が一変した。

「てめぇ、この野郎っ!」

 シャドーボクシングを始め、ノーガードの顔面をわざと前に突き出しながら、先に殴らせようとする瓜田。慌てて両者の間に割って入る宇佐美氏。咄嗟にカメラを構える記者。

「純士! 大事な時期やから、絶対に手ぇ出したらアカンで!」

 麗子夫人の叫び声がこだました直後、10人ほどの警察官が現場に駆けつけ、外国人は取り押さえられた――。

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