「殺人とかも起こっちゃって……」【優月心菜】壮絶すぎる地下アイドル現場を見た!!
#声優 #小明 #声優 on FINDER! #宍戸留美
――殺人!!??
優月 5人のアイドルを推してくれるファンの人がいて、その5人の中に私も入っていたのですが、その方が中毒みたいになってしまって、物販のためにお金をおろしまくって、もうお金がなくなっちゃったみたいなんですね。それで、誰かにお金を借りようとしたけど、なかなか貸してもらえなくて、鈍器で殴って殺しちゃったんです。それからしばらく逃げていたので、殺してから何回も私のライブに通ってたんですよ。羽振りがよくなったから「おかしいな」とは思ってたんですけど、そんなことになってるとは思わないから……。その人の家から私と撮ったチェキが家からいっぱい出てきたから、どの現場に行っても警察が来て「何をプレゼントされたか」「この時はチェキを撮ったのか」って事情聴取されました。
――何ソレ!! さっきからすごいことをサラサラ言うね!!! そ、それで、その人はどうなったの?
優月 結局ライブ会場を出たところで御用になったので、今はたぶん獄中ですかね。そのライブ会場もつぶれてしまったなぁ(しみじみ)。
――いつか慰問ライブに行きたいね……。はぁ、それにしても、そんな怖い思いをしているのに「もう辞めたい」とは思わないんですか?
優月 もう何回も「辞めたい!」と思いました……! でもやっぱり、今までずっといろんな人に馬鹿にされてきていて、それが悔しくて、辞めたくなると馬鹿にされたエピソードを思い出して「頑張ろう!」と思うんです。
――ちなみにどんな感じで馬鹿にされるんですか?
優月 もう、たくさんありすぎて! DVDが流通に並んでないのだってそうですし、大手のオーディションに行くと私だけ名前も聞いてもらなくって「アキバ系なんだね、君はもうお話にならないね。もういいから(失笑)」って扱いだったり、グラビアやってても雑誌にも載ってないので、売れてるグラビアアイドルに「正直微妙(笑)」って言われたり、それはもう……!
――その道なら私も通ったことがあるよ! 売れないアイドルって人権がないんだよね(涙)。やっぱり今まで馬鹿にしてきた奴らを見返すには、出世しかないのかな。
優月 出世ですね。それは常に思っています。
――お仕事をしていたらうれしいこともありますしね、良い思い出をたくさん作っていきましょう! ちなみに、一番うれしかったお仕事は?
優月 『めぐる季節の中で──春冬編──』『めぐる季節の中で──夏秋編──』ですね、これは感動しました!
――優月さんは出演と歌と……原作もやってるんですか! 同人作家時代の経験が活きまくりですね! 中学生の淡い思い出を切なく描いた作品とのことですが、優月さんの中学生時代って……?
優月 私にとって中学ってすごく特別なものだったんですよ。友達もいないし、イジメられてて、クラスでも浮いてたんですけど、学園もののアニメが大好きだったこともあって、学校っていう場所に、あの校舎に出入りできてたってことがもう幸せで……!
――幸せのハードルが低め!
優月 だから、このCDにも肝試しに行く話があるんですけど、コレは実話なんです。ただ実際はこんなに仲良くはなかったんですけどもね! リア充が「肝試し行くから怪談詳しい人も来て」って言われて、「なんか出たらお祓いしてもらおうぜ」って……そういう枠でいつも呼んでいただいてました!
――滲み出る下っ端感に親近感が湧きまくりです。キャスティングされてる声優さんも豪華ですよね。岩男潤子さん、國府田マリ子さん、宍戸留美さん、椎名へきるさん!
優月 本当にダメもとだったんですよ。絶対に断られると思ったのに、みなさま快く引き受けてくださって……。
――憧れの声優さんたちが演じるのを見るのはどうでしたか?
優月 もう感動して、鳥肌が立って、泣きそうになりました。もう涙をこらえながらの収録で。
――自分が作ったものに自分も出て、憧れの人たちと共演って、究極の自作自演ですね。
優月 本当に! 作ったときは「ハァァ、もうこれで死んでもいいや、幸せ~~~」と思っちゃったけど、収録でみなさまを生で見ていたら「ハッ、まだダメだ、やっぱりちゃんとアニメに出たい」って思って踏みとどまりました。
――良かった! でも、これで制作側にもまわれているわけですし、これからもバンバン脚本を書いて、今まで馬鹿にしたり、イジメてきた女がオーディションを来たときに、審査員席からすっごい嫌らしい微笑みで迎えてあげたいですね。
優月 やりたいですねぇ(満面の笑み)! でも、コレ(『めぐる季節の中で』)の時にそれに似たことはできて……。
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